新化学技術研究奨励賞
新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞
第14回の募集期間は2024年12月6日~2025年2月6日です
公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)では、産学官交流連携活動の一環として、新化学技術研究奨励賞を設けています。本奨励賞は、化学産業界が必要とする研究課題を設定し、その実現に貢献することができる若手研究者の独創的な萌芽的研究テーマを発掘・奨励する目的で毎年公募しています。
今年も、下記の通り、環境分野、エネルギー・資源分野、電子情報分野、ライフサイエンス分野、脳科学分野、コンピューターケミストリ分野、先端化学・材料分野からの12課題と特別課題(革新的計測分析分野)を設けましたので、奮ってご応募下さい。今年度の課題詳細につきましては、12月6日より更新掲載の予定です。
また、研究奨励賞受賞者を対象にしたステップアップ賞を設けていますので、将来の応募も念頭に入れていただき、本研究奨励賞にご応募ください。
第14回新化学技術研究奨励賞課題一覧 | |
特別課題 | 観察・計測・分析分野より |
---|---|
課題1 | 環境技術分野より |
課題2 | 資源代替材料分野より |
課題3 | バイオマス分野より |
課題4 | エネルギー分野より |
課題5 | エレクトロニクス材料分野より |
課題6 | マイクロナノシステムと材料・加工分野より |
課題7 | ライフサイエンス反応分野より |
課題8 | ライフサイエンス材料分野より |
課題9 | ライフサイエンス脳科学分野より |
課題10 | コンピュータサイエンス分野より |
課題11 | 先端化学新素材分野より |
課題12 | 先端化学高選択性反応分野より |
応募資格
募集期間
2024年12月6日(金)~ 2025年2月6日(木)17時まで
選考件数
各研究課題につき原則として1件
助成金
受賞者には、助成金として1件につき100万円を個人に対して贈呈します。
研究目的であれば使途は限定しません。
応募方法
ご応募は下記ボタンをクリックして、必要事項をご記入の上、応募申請書を添付してお申し込みください。
以下の入力フォームは、12月6日(金)より有効になります。
問い合わせ先
公益社団法人新化学技術推進協会 新化学技術研究奨励賞・ステップアップ賞担当
〒102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町KSビル 2F
TEL 03-6272-6880 FAX 03-5211-5920
E-mail jaciaward14@jaci.or.jp
新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞は、研究奨励賞受賞後の研究に対して、切れ目の無い継続的な研究助成を行うことにより、研究成果の産業界への早期活用を図ることを目的に設けられたものです。
本年度の募集を12月6日から開始しますので奮ってご応募ください。
応募資格
なお、今回応募資格を有するのは、第8回(2019年受賞)~第12回(2023年受賞)の研究奨励賞受賞者の方々です。その方々にはメールで募集要項と応募書類をお送りします。
募集期間
2024年12月6日(金)~ 2025年2月6日(木)17時まで
選考件数
原則として1件/年以内とします。
助成金
受賞者には、研究助成金として、申請書に記載の予算額(上限300万円)を個人に対して贈呈します。研究目的であれば、使途は限定しません。
問い合わせ先
公益社団法人新化学技術推進協会 新化学技術研究奨励賞・ステップアップ賞担当
〒102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町KSビル 2F
TEL 03-6272-6880 FAX 03-5211-5920
E-mail jaciaward14@jaci.or.jp
第13回新化学技術研究奨励賞および2024新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞の受賞者は、厳正なる審査の結果、以下のように決定しました。
受賞者の皆様、おめでとうございます。
また、多数のご応募を頂き、ありがとうございました。
◇ 2024新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞
東京工業大学 理学院 前田 和彦
『普遍金属と有機配位子で創る人工酵素型CO2還元触媒』
◇ 第13回新化学技術研究奨励賞
特別課題:
有機合成化学におけるフロンティア
九州大学 高等研究院 矢崎 亮
『触媒的ジアゼン化による脱アミノ化合成基盤構築』
課題1:
グリーンイノベーションを推進するための資源・プロセス・評価技術等に関する環境技術の研究
山梨大学 大学院総合研究部 小俣 香織
『酸化物被覆バナジウム膜の水素透過メカニズム解明と水素キャリアからの水素分離・精製への展開』
課題2:
新しい資源代替材料・技術の創製、および資源の節約・回収・再利用に関する基盤的研究
東北大学 学際科学フロンティア研究所 阿部 博弥
『高分子ナノ反応場による超高活性酸素還元触媒の開発』
課題3:
バイオマス由来製品の事業化課題を解決する革新的な機能を有する素材の開発研究、又は革新的なバイオマス変換技術の研究
東京工業大学 物質理工学院応用化学系 木村 健太郎
『グルコース由来HMFの選択合成を指向したMg-Alハイドロタルサイト担持階層型ゼオライトの開発』
課題4:
エネルギー変換・貯蔵・省エネ分野における革新素材・技術に関する研究
東北大学 多元物質科学研究所 出倉 駿
『水素エネルギー利活用に資する有機固体中プロトンダイナミクス自在制御技術の開発』
課題5:
超スマート社会を支えるエレクトロニクス材料に関する研究
東京大学 大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 女屋 崇
『原子層スケールの化学反応制御に基づくHfO2系ナノラミネート強誘電体薄膜の創製』
課題6:
マイクロナノシステムの用途拡大につながる新規な材料・加工技術、及びデバイスに関する研究
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 樽谷 直紀
『異種ナノ粒子の空間配置制御による機能開拓』
課題7:
生体機能を利用した新規合成・生産・製造に貢献する基盤技術と評価技術に関する研究
東京工業大学 地球生命研究所 福永 圭佑
『有用物質生産に資する遺伝子発現制御技術の開発』
課題8:
生体機能・生体分子に着目した革新的ライフサイエンス材料に関する研究
東京大学 大学院工学系研究科 森廣 邦彦
『化学/酵素反応で着脱可能な核酸用分子ジャケットの開発』
課題9:
人に寄り添う新しい社会へ対応するための脳科学および感性科学の研究
自治医科大学 医学部解剖学講座組織学部門 長内 康幸
『髄鞘形成細胞の操作を介した効率的な感覚代償誘導法の開発』
課題10:
持続可能な開発目標に資する材料設計・プロセス設計のための計算科学・計算工学・データ科学の研究
名古屋大学 高等研究院 石田 崇人
『高分子の「劣化と分解」に関する統合的計算基盤構築と劣化度に応じた最適な分解条件の探索』
課題11:
国内産業の強化・新産業創出に資する「新素材」実現のための基盤的研究
京都大学 化学研究所 橋川 祥史
『キラル炭素ナノ複合体の合理的設計と開発』
課題12:
サステイナブルな社会の実現に向けた革新的反応技術に関する研究
東京大学 生産技術研究所 塚本 孝政
『メタンドライリフォーミング反応の低温駆動に向けた金属・合金クラスター触媒に関する研究』
第13回新化学技術研究奨励賞および2024新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞の審査委員は
以下の通りです。
(敬称略 所属、役職は、審査委員会時点のものです)
株式会社カネカ 常務執行役員 成形プロセス開発研究所長
上田 正博
東京農工大学 大学院工学研究院応用化学部門 教授
平野 雅文
大学共同利用機関法人自然科学研究機構 分子科学研究所 教授
江原 正博
筑波大学 生命環境系 教授 微生物サスティナビリティ研究センター センター長
野村 暢彦
JST ACT-X 環境とバイオテクノロジー 研究統括
情報通信研究機構 未来ICT研究所
成瀬 康
脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室 室長
大阪大学 大学院情報科学研究科 招聘准教授
国立研究開発法人産業技術総合研究所 デバイス技術研究部門 総括研究主幹
秋永 広幸
東京理科大学 副学長 創域理工学部先端化学科 教授
井手本 康
東北大学大学院 工学研究科・工学部応用化学専攻 教授
冨重 圭一
DIC株式会社 R&D統括本部長 兼 総合研究所長
小池 展行