HOME 募集・表彰 新化学技術研究奨励賞 第13回新化学技術研究奨励賞







各種募集

新化学技術研究奨励賞
新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞

第14回の募集期間は2024年12月6日~2025年2月6日です

 公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)では、産学官交流連携活動の一環として、新化学技術研究奨励賞を設けています。本奨励賞は、化学産業界が必要とする研究課題を設定し、その実現に貢献することができる若手研究者の独創的な萌芽的研究テーマを発掘・奨励する目的で毎年公募しています。

 今年も、下記の通り、環境分野、エネルギー・資源分野、電子情報分野、ライフサイエンス分野、脳科学分野、コンピューターケミストリ分野、先端化学・材料分野からの12課題と特別課題(革新的計測分析分野)を設けましたので、奮ってご応募下さい。

 また、研究奨励賞受賞者を対象にしたステップアップ賞を設けていますので、将来の応募も念頭に入れていただき、本研究奨励賞にご応募ください。

第14回新化学技術研究奨励賞課題一覧
特別課題 新素材開発・新化学製造プロセスに貢献する革新的な計測・分析・評価技術に関する基盤的研究
課題1 持続可能な社会の実現を目指した環境技術の研究
課題2 新しい資源代替材料・技術の創製、および資源の節約・回収・再利用に関する基盤的研究
課題3 バイオマス由来製品の事業化課題を解決する革新的なバイオマス変換技術もしくはバイオマス由来素材の開発
課題4 エネルギー変換・貯蔵・省エネ分野における革新素材・技術に関する研究
課題5 超スマート社会を支えるエレクトロニクス材料に関する研究
課題6 マイクロナノシステムの用途拡大につながる新規な材料・加工技術、及びデバイスに関する研究
課題7 生体機能を利用した新規合成・生産・製造に貢献する基盤技術と評価技術に関する研究
課題8 生体機能・生体分子に着目した革新的ライフサイエンス材料に関する研究
課題9 新たな社会への対応を目指した脳科学および感性科学の研究
課題10 持続可能な開発目標に資する材料設計・プロセス設計のための計算科学・計算工学・データ科学の研究
課題11 世界に先駆けた新産業創出に資する「新素材」実現のための基盤的研究
課題12 サステイナブルな社会の実現に向けた革新的反応技術に関する研究


応募資格

  • 国内の大学、またはこれに準ずる研究機関(大学共同利用機関、高等専門学校、公的研究機関)において研究活動に従事する人。(研究場所は日本国内に限ります)
  • 2024年4月1日時点で満40歳未満の人。ただし、ライフイベント等による研究中断があった場合、それを考慮いたします。
  • 受賞後少なくとも1年間は応募テーマを研究できる人。(ポストドクター、研究員は応募可能ですが、学部および大学院の学生は応募できません)

募集期間

2024年12月6日(金)~ 2025年2月6日(木)17時まで

選考件数

各研究課題につき原則として1件

助成金

受賞者には、助成金として1件につき100万円を個人に対して贈呈します。
研究目的であれば使途は限定しません。



応募方法

ご応募は下記ボタンをクリックして、必要事項をご記入の上、応募申請書を添付してお申し込みください。
以下の入力フォームは、12月6日(金)より有効になります。




問い合わせ先


公益社団法人新化学技術推進協会 新化学技術研究奨励賞・ステップアップ賞担当
〒102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町KSビル 2F
TEL 03-6272-6880 FAX 03-5211-5920
E-mail jaciaward14@jaci.or.jp

 新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞は、研究奨励賞受賞後の研究に対して、切れ目の無い継続的な研究助成を行うことにより、研究成果の産業界への早期活用を図ることを目的に設けられたものです。

  本年度の募集を12月6日から開始しますので奮ってご応募ください。

応募資格

  • 研究奨励賞受賞後1年経過後から6年以内の方で、研究奨励賞受賞テーマを発展させたテーマ、またはその関連テーマについての応募であること。
  • 国内の大学またはこれに準ずる研究機関(大学共同利用機関、高等専門学校、公的研究機関)において研究活動に従事して、日本国内で研究を実施すること。

なお、今回応募資格を有するのは、第8回(2019年受賞)~第12回(2023年受賞)の研究奨励賞受賞者の方々です。その方々にはメールで募集要項と応募書類をお送りします。

募集期間

2024年12月6日(金)~ 2025年2月6日(木)17時まで

選考件数

原則として1件/年以内とします。

助成金

受賞者には、研究助成金として、申請書に記載の予算額(上限300万円)を個人に対して贈呈します。研究目的であれば、使途は限定しません。


問い合わせ先


公益社団法人新化学技術推進協会 新化学技術研究奨励賞・ステップアップ賞担当
〒102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町KSビル 2F
TEL 03-6272-6880 FAX 03-5211-5920
E-mail jaciaward14@jaci.or.jp


第14回新化学技術研究奨励賞 および 2025新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞


 第14回新化学技術研究奨励賞および2025新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞の受賞者は、厳正なる審査の結果、以下のように決定しました。
受賞者の皆様、おめでとうございます。
また、多数のご応募を頂き、ありがとうございました。

◇ 2025新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞
     筑波大学 数理物質系 都甲 薫
     『Yb系強相間電子材料を用いた薄膜熱電デバイスの開拓』

◇ 第14回新化学技術研究奨励賞

特別課題: 新素材開発・新化学製造プロセスに貢献する革新的な計測・分析・評価技術に関する基盤的研究
弘前大学 大学院理工学研究科 関 貴一
 『マルチカラー界面振動分光法よる,電解質水/電子材料界面の局所電荷分布の可視化』
 
課題1: 持続可能な社会の実現を目指した環境技術の研究
京都大学 大学院工学研究科 井口 翔之
『水と低濃度NOxガスの共電解によるアンモニア合成』
 
課題2: 新しい資源代替材料・技術の創製、および資源の節約・回収・再利用に関する基盤的研究
産業技術総合研究所 エレクトロニクス基盤技術研究部門 真部 研吾
『未利用水資源回収のための水滴滑性を有する帯電3次元構造体の基盤研究』
 
課題3: バイオマス由来製品の事業化課題を解決する革新的なバイオマス変換技術もしくはバイオマス由来素材の開発
大阪公立大学 大学院工学研究科 北山 雄己哉
『非可食性バイオマスを活用する環境調和型機能性高分子カプセルの開発』
 
課題4: エネルギー変換・貯蔵・省エネ分野における革新素材・技術に関する研究
大阪大学 大学院基礎工学研究科 近藤 慎司
『電気化学その場界面分析に基づくテーラーメイド型イオン液体型高分子添加剤の開発』
 
課題5: 超スマート社会を支えるエレクトロニクス材料に関する研究
物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究センター 杉本 聡志
『ナノ薄膜積層による3次元スピン流の生成』
 
課題6: マイクロナノシステムの用途拡大につながる新規な材料・加工技術、及びデバイスに関する研究
量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所 嶋田 泰佑
『液滴型マイクロ流体によるナノダイヤモンドセンサー送達とオルガネラ温度のダイナミクス解析』
 
課題7: 生体機能を利用した新規合成・生産・製造に貢献する基盤技術と評価技術に関する研究
九州大学 高等研究院 牛丸 理一郎
『ラジカル種の精密制御に基づくC–H官能基化生体触媒反応の開発』
 
課題8: 生体機能・生体分子に着目した革新的ライフサイエンス材料に関する研究
京都大学 大学院薬学研究科 河野 健一
『ペプチド修飾型 DNA 方舟を用いた抗体の薬物送達戦略』
 
課題9: 新たな社会への対応を目指した脳科学および感性科学の研究
名古屋大学 大学院医学系研究科 菅 博人
『核磁気共鳴画像における三成分磁化率分離法を用いた非侵襲アミロイドβダイレクトイメージング法の開発』
 
課題10: 持続可能な開発目標に資する材料設計・プロセス設計のための計算科学・計算工学・データ科学の研究
東京大学 大学院工学系研究科 樋口 諒
『熱可塑性樹脂および繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の資源循環設計解析技術の構築』
 
課題11: 世界に先駆けた新産業創出に資する「新素材」実現のための基盤的研究
慶應義塾大学 理工学部 肥後 友也
『次世代コンピューティングに向けた機能性反強磁性体の開発』
 
課題12: サステイナブルな社会の実現に向けた革新的反応技術に関する研究
京都大学 高等研究院 田部 博康
『耐熱性とイオン伝導性を併せもつ配位高分子を用いた革新的酸化還元反応系の開発』


第14回新化学技術研究奨励賞および2025新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞の審査委員は以下の通りです。
(敬称略 所属、役職は、審査委員会時点のものです)

DIC株式会社 R&D統括本部長 小池 展行
東京農工大学 大学院工学研究院応用化学部門 教授 平野 雅文
自然科学研究機構 計算科学研究センター 教授 江原 正博
分子科学研究所 理論・計算分子科学研究領域 教授  
分子科学研究所 メゾスコピック計測研究センター 教授  
筑波大学生命環境系 教授 野村 暢彦
微生物サスティナビリティ研究センター センター長  
JST ACT-X 環境とバイオテクノロジー 研究統括  
京都大学 客員教授  
国立研究開発法人情報通信研究機構 未来ICT研究所 成瀬 康
脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 室長  
大阪大学大学院情報科学研究科 招へい准教授  
北海道大学大学院情報科学研究院 教授 秋永 広幸
東京理科大学 副学長 創域理工学部先端化学科 教授 井手本 康
東北大学大学院 工学研究科・工学部応用化学専攻 教授 冨重 圭一
出光興産株式会社 次世代技術研究所 副所長 沖中 啓二

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