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グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク

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盛況のうちに終了いたしました
ご参加、ご協力いただきました皆様に御礼申し上げます

第7回 JACI/GSCシンポジウム
~GSC 化学がつなぐイノベーション~

公益社団法人新化学技術推進協会は、持続可能な発展に向けた化学技術イノベーションの推進を目的として、毎年JACI/GSCシンポジウムを開催しています。

2015年7月に開催されたGSC東京国際会議において、グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)の新たな方向を示した「東京宣言2015」を採択しました。

「東京宣言2015」ではGSCの目的を、長期的・全地球規模の課題解決を図ること、健康で豊かな社会を持続的に発展させること、化学に関わる科学と技術を基盤とするイノベーションがこれらの牽引役となること、と定義し、世界に開いた協調と連携により推進することを謳っています。

国連では、2015年9月に「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。また、日本では2016年にSociety 5.0 が目指すべき将来像として提示されました。GSCは、これらSDGs、Society 5.0 に先駆けて、環境性・社会性・経済合理性を同時に達成しつつ持続可能な発展を目指す方向性を示してきました。

第7回シンポジウムでは、GSCを起点とした多様な「つながり」によって、イノベーションを引き起こす機会を提供します。「化学」だけで上記課題を解決することは次第に困難になってきており、技術分野をはじめとして国・地域、組織、世代等の壁を越え、様々な態様でつながることによる新たな付加価値の共創が必要です。

「化学がつなぐ」新たなイノベーションの共創に向け、あらゆる関係者が一堂に会し、有識者による幅広い分野からの講演、GSCに関わる優れた活動に対する表彰、学術ポスター発表と企業・団体展示を同時に実施するExhibition等を企画しております。

本シンポジウムが皆様のご参加により、「化学がつなぐ」新たなイノベーションの芽生えの場となることを期待します。

日時

2018年 6月 14日(木)・15日(金)

場所

ANAクラウンプラザホテル神戸 (アクセス)

プログラム(敬称略)

1日目 (2018年6月24日)
6月14日 9:30-9:40

開会挨拶

石塚 博昭 (公社)新化学技術推進協会 会長

6月14日 9:40-10:30
座長:八島 英彦((株)三菱ケミカルリサーチ)

基調講演

民族性と科学技術のジレンマ

山本 尚 (公社)日本化学会 前会長

各国の民族性がその国の科学技術の発展に見えない大きな影響を与えている。我が国の民族性は内向型で感覚・気持ち型であり、それが我が国の研究の遂行、また大学や大学院の教育のあり方に影響している。

6月14日 10:30-11:15
座長:八島 英彦((株)三菱ケミカルリサーチ)

招待講演

企業の力で社会を変える

北島 敬之 ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 代表取締役

「環境負担を減らし、社会に貢献しながらビジネスを成長させる」という目標を掲げ、成長とサステナビリティの両立を実践しているユニリーバ。その経営ビジョンやビジネスモデルの具体例などを交えて紹介します。

6月14日 11:15-12:00
座長:後藤 浩樹(出光興産(株))

招待講演

固定化ホスフィンと遷移金属による触媒デザイン

澤村 正也 北海道大学大学院理学研究院 教授

シリカや高分子ゲルの構造的特徴を利用する独自の配位子デザインによって均一系では得られない高活性や新しい触媒機能を生み出すことを目標に研究した新規不均一系触媒の創製と有機合成への応用に関する研究の成果を紹介する。

6月14日 13:00-13:50
座長:後藤 浩樹(出光興産(株))

基調講演

百年後の社会のため科学にできる力

松本 紘 理化学研究所 理事長

私達の生活を快適なものにしてきたのは、間違いなく科学技術の力です。これから「魔法の世紀」と呼ばれる時代に入る今、サイエンスは何が出来るのか、サイエンスに何を要求するべきなのでしょうか。基礎・応用、人文・自然科学等の垣根を越えて、あるべき論を提示したいと思います。

6月14日 13:50-14:35
座長:菅 政之(日立化成(株))

特別講演

Connected Industriesによる素材産業の飛躍について

及川 洋 経済産業省 大臣官房審議会

我が国が強みを有する素材産業は、社会に様々な素材を提供し、経済の発展とともに、エネルギーや環境等の社会的課題の解決に貢献する基幹産業である。本講演では、日本の産業の未来像であるConnected Industriesを通じた素材産業の可能性と将来展望について紹介する。

6月14日 14:35-15:20
座長:菅 政之(日立化成(株))

招待講演

多様な産業をつなぐ物質循環技術

村山 宣光 (国研)産業技術総合研究所 理事/材料・化学領域 領域長

地球温暖化、エネルギー・資源の不足、食糧・水の不足というグローバルな問題の解決に大きな役割を果たす炭素循環技術、窒素循環技術、リン循環技術を俯瞰する。そして、これらの技術によって多様な産業をつなぐシナリオを紹介する。

6月14日 15:30-15:40

GSC賞の紹介

6月14日 15:40-16:50

GSC賞受賞講演

経済産業大臣賞・文部科学大臣賞・環境大臣賞

6月14日 16:50-17:30

GSC賞・STGA表彰式

受賞者一覧はこちら(第17回GSC賞第11回STGA)

6月14日 17:40-19:00

レセプション


2日目 (2018年6月15日)
6月15日 9:30-10:15
座長:宇山 浩(大阪大学)

招待講演

しなやかなタフポリマーを用いた高分子材料の革新

伊藤 耕三 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授

演者は、内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラム・マネージャーとして、「超薄膜化・強靭化「しなやかなタフポリマー」の実現」という課題に取り組んでいる。本講演では、本プログラムの基幹技術の1つでもある環動高分子と本プログラムの概要と成果を中心に紹介する。

6月15日 10:15-11:15

パネルディスカッション

化学がつなぐオープンイノベーション

モデレーター
松本 毅  ナインシグマ・アジアパシフィック(株) ヴァイスプレジデント

パネリスト
三寺 歩  ミツフジ(株) 代表取締役社長

梶本 一夫 パナソニック(株) 全CTO室技術戦略部 理事

片岡 正樹 (公社)新化学技術推進協会 事業統括部長

6月15日 11:15-14:55

EXHIBITION

ポスター発表/企業・団体展示(ショートプレゼンテ―ション)

6月15日 14:55-15:40
座長:村山 英樹((株)地球快適化インスティテュート)

招待講演

再生可能エネルギー利用のためのエネルギーキャリアとしてのアンモニア

江口 浩一 京都大学大学院工学研究科 教授

再生可能エネルギーなどの生産地と消費地を結びつけ、化学物質の形で貯蔵するためのエネルギーキャリアの研究が盛んになってきた。エネルギーキャリアとして液体水素、メチルシクロヘキサン、アンモニアなどが候補物質として考えられている。ここではアンモニアのエネルギーキャリアとしての利用を中心に概説する。

6月15日 15:40-16:25
座長:村山 英樹((株)地球快適化インスティテュート)

招待講演

不揮発性イオン液体と真空技術とのコンビネーションによる新規ナノ技術の開発

桑畑 進 大阪大学大学院工学研究科 教授

常温で液体状態の塩であるイオン液体は、蒸気圧が計測不可能であるほど小さいゆえ不揮発性である。それゆえ、真空機器に液体試料として導入できる。この特徴を利用し、ナノ材料の作製や計測技術をこれまでに開発してきた。

6月15日 16:25-16:45

ポスター賞表彰式

6月15日 16:45-16:55

閉会挨拶

浅野 敏雄 (公社)新化学技術推進協会 副会長


ポスター発表一覧

こちらをご覧ください

企業・団体展示一覧

こちらをご覧ください

参加費(税込)

会員 一般 大学・官公庁 学生
シンポジウム参加費 10,000円 15,000円 10,000円 2,000円
レセプション参加費 6,000円 6,000円 6,000円 3,000円

後援(予定)

  • 経済産業省
  • 文部科学省
  • 環境省
  • 日本学術会議
  • (一社)日本経済団体連合会
  • 日本商工会議所
  • (国研)科学技術振興機構
  • (公社)化学工学会
  • 関西化学工業協会
  • (一社)近畿化学協会
  • (公社)高分子学会
  • (国研)産業技術総合研究所
  • (一社)触媒学会
  • (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
  • (公社)石油学会
  • (公社)電気化学会
  • (公社)日本化学会
  • (一社)日本化学工業協会
  • (公社)日本セラミックス協会
  • (一財)バイオインダストリー協会
  • (公社)有機合成化学協会
  • (国研)理化学研究所
  • (株)化学工業日報社
  • (株)日刊工業新聞社
  • (株)日本経済新聞社

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