人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学
GSCの紹介動画は
こちらからご覧になれます。(YouTubeへリンクしています)
GSC活動の指針
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化学は、社会の持続可能な発展のために、未来にむけた研究・教育、および環境に配慮したシステム・プロセス・製品の開発に取り組んできました。
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とりわけ、1992年の地球環境サミット、リオデジャネイロ宣言を受けて、化学は、産・学・官一体となり、化学製品の設計から、原料の選択、製造過程、使用形態、リサイクル・廃棄までの製品の全サイクルにおいて、環境との共生の下、社会の要求に従い、経済合理性をもって環境、安全、健康に配慮した取り組みを進めるべくGSCを立ち上げ、活動を行ってきました。
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全地球規模で、資源・エネルギー、地球温暖化、水・食糧、人口問題等の長期的課題が深刻化・複雑化する今世紀において、これらの課題解決を図り、より健康で豊かな社会の持続的発展をもたらす牽引役として、化学を基盤とするイノベーションへの期待は、益々大きくなっています。
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化学は、消費者・産業・学・官・国等の枠組みを超えたグローバルな連携・協調によってGSCを強力に推進し、これらの期待にこたえていきます。
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GSCの事例
低環境負荷生産に向けた資源消費最小化・反応プロセス高効率化 |
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副生成物の発生量を低減する化学を基盤とした技術および製品 |
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CO2等の温室効果ガスや汚染物質の発生を抑え、環境負荷を低減する分離・精製・リサイクル |
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CO2等の温室効果ガスの発生量、環境への放出量を低減する化学を基盤とした技術および製品 |
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省資源・省エネを実現する触媒および反応プロセス |
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安全・安心な生活環境に資する化学物質リスク低減 |
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廃棄物の発生量を低減する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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有害・汚染物質の発生と排出を抑止する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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エネルギー・資源・食糧・水問題の解決へ向けた取組み |
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低品位の熱源や非在来型資源等を利活用するための化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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未利用エネルギー・資源を有効なエネルギーに転換して貯蔵・輸送する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
9 |
枯渇資源(化石資源、希少資源)への依存度を低減する、または再生可能エネルギー・資源への転換・貯蔵を促進する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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3R(リデュース・リユース・リサイクル)に貢献する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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食糧の生産・供給過程の高効率化、水資源の有効活用に資する化学を基盤とした技術、製品およびシステム |
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安全・安心・豊かで持続可能な社会実現のための長期的課題に対する先駆的取組み |
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社会的課題の解決(エネルギー・資源、食糧・水、防災・インフラ整備、運輸・物流、医療・ヘルスケア、教育・福祉等)のための、ICT等を活用した新しい社会システムの導入に貢献する、化学を基盤とした技術、新製品、および新形態のサービス |
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環境への負荷を抑止しつつ社会や人の快適性の向上に寄与する化学を基盤とした技術、新製品、および新形態のサービス |
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GSCの体系化・普及啓発・教育およびGSCの評価方法の確立・普及 |
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GSCの体系化 |
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GSCの普及啓発・教育 |
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GSCに関する評価方法、ライフサイクルアセスメントの確立と普及 |
GSCネットワークは、日本における グリーン・サステイナブル ケミストリー の活動を効果的かつ強力に推進するために、化学系の学会・団体および国立研究所により、2000年3月に任意団体として設立されました。2011年4月より、GSCN会議として新化学技術推進協会の中で活動することになりました。