公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)

ニュースレター 95

JACI会長就任にあたって


著者:公益社団法人 新化学技術推進協会 会長 福田 信夫

このたび、公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)の会長に就任いたしました。 森川前会長をはじめとする歴代の会長や、会員の皆様が築いてこられた輝かしい成果を引き継ぐこととなり、身の引き締まる思いです。皆様としっかりと連携しながら、JACIの活動をさらに前に進めるために、精一杯力を尽くしてまいります
当協会は、人と環境の健康や安全を守り、持続可能な社会を目指し、化学を基本に新しい科学技術の発展に貢献してきました。これまでに、デジタル技術(DX)を活用した異分野連携やデータサイエンス人材の育成、カーボンニュートラル実現に向けた社会実装への議論、そして化学が蓄積してきた最先端の知見の活用など、産学官が一体となった素晴らしい取り組みが積み重ねられています。
現在、私たちは地球環境の課題や社会の大きな変化の真っ只中にいます。その中で政府は、高市内閣が掲げる「17の成長分野」を中心に、官民が連携した技術革新と経済成長を進めています。この戦略において、化学やその関連産業が果たすべき役割は非常に大きいと感じています。
特に、半導体の基盤となる「マテリアル革新力」の強化、次世代の産業を支える「バイオ技術」の産業化、そして脱炭素社会を目指す「GX(グリーントランスフォーメーション)」の推進は、まさに化学が中心となってイノベーションを起こすべき重要な領域です。
JACIは、産業界、学界、官庁の第一線で活躍する方々が集まり、これからの社会について真剣に話し合い、実践できる貴重な場所です。これまで蓄積してきた知識や技術を最大限に活かし、さらに異分野とのつながりを深めることで、持続可能な社会の仕組みづくりに貢献していきたいと考えております。
「化学の力」を信じるJACIだからこそできる社会貢献を、皆様とともに具体的な形にしてまいりましょう。産学官の皆様には、今後ともより一層のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。