電子情報技術部会 マイクロナノシステムと材料・加工分科会 講演会 「マイクロロボティクス」の詳細


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イベント名 電子情報技術部会 マイクロナノシステムと材料・加工分科会 講演会 「マイクロロボティクス」
日時 2019-04-17 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 (受付は13:30からです。)

講演(1)14:00~15:25 ○

講師:森島 圭祐 氏
大阪大学 大学院 工学研究科 機械工学専攻 教授

演題:「生命機械融合ウェットロボティクスLiVEMechXが拓く超スマート社会」

要旨:
石油や電気の化石燃料や内燃機関等動力源に頼らず、生体や自然環境のエネルギーを取り込むことで駆動できる機械システムが実現できれば、省エネルギー効果は絶大で、IoT、AI、ヒト、自然、人工物がすべて調和した超スマートな持続可能社会を実現できる。これまで、マイクロナノマシン、バイオナノテクノロジー、メカトロニクス、ウェットロボティクス、分子ロボティクス、自己組織化原理を駆使して、生体エネルギー変換型生命機械融合システムを開発してきた。デバイスの駆動原理が電気を用いず化学エネルギーのみによる駆動であるため、省エネルギー効果は絶大である。製造業だけでなく、ヘルスケア、医療、農業、海洋、環境モニタリング等に革新的な変化をもたらし、化学、ライフサイエンス、IT情報サービス産業を融合した、全く新しい価値を創造するビジネスモデルと新たな雇用を生み出す、バイオニック産業を創出し、生物が発展し、進化し続けてきた超長期的な持続可能な超省エネ型ものづくりが実現でき、食料問題、人口問題、環境問題を解決できる。このような新たな価値を創出するための方法として、生物と人工物の新しいハイブリッド化技術の確立を目指し、従来の「バイオミメティック」から「細胞・生命そのものを用いたものづくり」へのパラダイムシフトを試みてきた。生物−機械・生物−電子・生物-分子間のインターフェース技術により、様々な生物機能を人工システムに取り込むことができる。本講演では、超高齢化社会・人と機械が共生する超スマート社会を指向した研究開発、生体のように柔らかい生命機械情報システム、ソフト&ウェットロボティクス設計論構築や医療用・環境適応マイクロマシン、超微量生体分析装置、組織構築、バイオアクチュエータ、ナノマシン、細胞内計測等の研究展開について紹介する。

講演(2)15:35~17:00 ○

講師:鈴木 健司 氏
工学院大学 工学部 機械システム工学科 教授

演題:「生物の表面機能に学ぶマイクロロボット」

要旨:
マイクロスケールの機械要素では,重力や慣性力などの体積力に比べて,表面の性状に起因する力の影響が支配的になり,摩擦や吸着などの問題が発生している.一方,昆虫などの微小な生物では,表面の濡れ性や付着性などを巧みに利用して行動を行っている.本講演では,生物の表面の構造や機能を参考にした小型の移動ロボットやマイクロデバイスを紹介し,マイクロスケールで有利となる動作原理などについて考察する.

※当協会と受信契約を結ばれている会員企業ではサテライト配信でも聴講いただけます。

懇親会 17:00~18:00

申込締切り 4月16日(火)

参加費・懇親会費について 参加費: 会 員:無料
 (会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html )
     非会員:10,000円 (当日受付でお支払い下さい。)
懇親会費:無料
募集人数 80 人