ライフサイエンス技術部会 反応分科会 講演会「微生物を活用したゲノム合成と遺伝子デザインによる産業革命:日本の独走」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会 講演会「微生物を活用したゲノム合成と遺伝子デザインによる産業革命:日本の独走」
日時 2019-03-18 14時10分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 (1)14:10~15:30 〇      
 講師:金子 真也 先生
    東京工業大学 生命理工学院 助教
 演題:「枯草菌を用いたゲノム構築と水平伝播技術の活用」
 要旨: 生物の設計図であるゲノム自体を合成し、活用する研究が世界各国で開始された。しかしDNAは長くなるほど物理的ダメージを受けやすく、ゲノムサイズのDNAはピペッティングを伴うin vitro操作には適さない。一方、水平伝播の形態の一つである「自然形質転換」ではnaked DNAが供与菌の生死を問わず、幅広い宿主間で直接移動する。この点に着目し、宿主細胞を溶菌させることで、プラスミドDNAの抽出・精製操作を必要としない形質転換法「溶菌法」(Cell Lysis Technology to provide transformable Extra-cellular DNA; CELyTED)を開発した。迅速かつ簡便で、精製操作を必要としない「溶菌法」を用いたゲノム合成法への応用について紹介する。

(2)15:40~17:00 〇   
 講師:板谷 光泰 先生
    慶應義塾大学 環境情報学部 教授
 演題:「ゲノム合成の過去、現在そして近未来」
 要旨: ゲノム合成の世界的な潮流が加速している。ゲノム合成は遺伝子合成とは全く別物で、我々は枯草菌を用いてゲノムを設計し完全合成するシステムを開発した。ゲノムは生命活動に必須の巨大分子であり、対象を微生物に限っても、数百から数千の遺伝子を含む「超」長いDNAである。我々のシステムで合成されるゲノムを再起動させるためのいくつかのシナリオを紹介したい。新規にゲノムを設計し、研究、産業に有用な人工微生物株の構築が現実味を帯びると期待している。 

※ 受け付けは13:40からとなります。
※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。

 懇親会:17:00~18:00
    
 参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
       申込締切り 3月15日(金)
      (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料
    非会員:10,000円
  (当日受付でお支払い下さい。)

懇親会費:無料
募集人数 80 人