ライフサイエンス技術部会 材料分科会 講演会「エクソソーム関連技術の最前線」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 材料分科会 講演会「エクソソーム関連技術の最前線」
日時 2019-01-29 13時40分~18時10分
場所 当協会会議室
概要 (1)13:40~14:40 〇      
講師:植田 幸嗣 先生
   がん研究会 がんプレシジョン医療研究センター がんオーダーメイド医療開発プロジェクト プロジェクトリーダー
演題:「エクソソームを利用したがんリキッドバイオプシー診断法」
要旨: 細胞外分泌小胞エクソソームには、それを産生する細胞の様々な分子情報(核酸、タンパク質、代謝物など)が含まれており、特に病因細胞由来エクソソームの分子構成解明は新たな診断薬・治療薬開発に繋がることが期待されている。本講演では解析試料や対象分子によるエクソソーム精製技術の選択方法、さらにそれらを用いて開発を行っているがんリキッドバイオプシー診断法について紹介する。

(2)14:50~15:50 〇   
講師:華山 力成 先生
   金沢大学 医学系/ナノ生命科学研究所 教授
演題:「神経由来エクソソームによる病的分子の伝播機構」
要旨: エクソソームは分泌細胞由来の脂質・蛋白質・RNAなどを運ぶ細胞外小胞で、脳内においても様々な細胞が分泌することが知られている。中でも神経細胞が分泌するエクソソームには、種々の神経変性疾患関連分子が含まれており、神経変性疾患や脳内炎症の発症との関連が注目されている。そこで本講演では、これらの過程を制御する分子機構とその異常によって引き起こされる病態について、我々の研究成果を紹介する。 

(3)16:00~17:00 〇    
講師:加部 泰明 先生
   慶應義塾大学 医学部医化学教室 専任講師
演題:「血中エクソソームの絶対定量システムの構築と応用」
要旨:我々は、光ディスク技術とナノビーズ技術を組み合わせた新しい原理によるエクソソーム計測システム
“ExoCounter”を開発に成功した。このシステムにより、エクソソームの数を高精度かつ簡便な計測が可能となり、乳がん、卵巣がん患者の血清中にHER2発現しているがん特異的なエクソソームが顕著に増加することを明らかとしている。これらの成果は、エクソソームを指標とした新たながん診断や治療法の開発、がん研究の発展に繋がることが期待される。 

※ 受け付けは13:10からとなります。
※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。

懇親会:17:10~18:10
       
参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
       申込締切り 1月28日(月)
      (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料
    非会員:10,000円
  (当日受付でお支払い下さい。)

懇親会費:無料
募集人数 80 人