ライフサイエンス技術部会 反応分科会 講演会「スマートセルインダストリー創出に向けた技術開発」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会 講演会「スマートセルインダストリー創出に向けた技術開発」
日時 2019-01-18 13時40分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 (1)13:40~14:40 〇      
講師:林 智佳子 先生
   国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 材料・ナノテクノロジー部 プロジェクトマネージャー
演題:「スマートセルによる新たなものづくり~NEDOスマートセルプロジェクト~」
要旨: NEDOは「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」プロジェクト(スマートセルプロジェクト、2016~2020年度)を通じて、生物機能を利用した持続可能な社会に貢献する生産技術の創出・確立に取り組んでいます。バイオテクノロジーと情報解析等のデジタル技術の融合によって新たな産業「スマートセルインダストリー」の創出を目指します。他省庁事業の取組みに触れながらNEDOスマートセルプロジェクトの全体像をご紹介します。

(2)14:50~15:50 〇   
講師:志田 洋介 先生
   長岡技術科学大学 工学部 生物機能工学専攻 助教
演題:「糸状菌のスマートセル化にむけた研究開発」
要旨: 植物バイオマスを有効活用するためには、その主成分である多糖を分解する微生物由来の酵素「セルラーゼ」が必須である。我々の目的は、セルラーゼ生産糸状菌であるトリコデルマ・リーセイを用いて植物バイオマス分解に最適な酵素成分「テーラーメード型セルラーゼ」を作出することである。
 トリコデルマ・リーセイの大量の遺伝子発現データを用いて遺伝子発現ネットワークモデルの構築を行った。その結果、特定のセルラーゼの生産をコントロールしている制御遺伝子を発見し、特定の植物バイオマスに対する糖化能力を向上させることに成功した。本研究手法を適用することで、微生物をモノづくりに活用している企業にとっても有用な知見を得られることが期待される。

(3)16:00~17:00    
講師:間世田 英明 先生
   国立研究開発法人 産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 先端ゲノムデザイン研究グループ 上級主任研究員
演題:「生物の適応・進化の力をゲノムデザイン技術へ」
要旨: ゲノム改変の技術は、バイオのモノ作りの現場から、疾病予防・治療といった医療分野まで、幅広い分野でその応用が最も期待されている技術の一つである。その中核をなしているのはCRISPR-Cas9法であるが、知財の側面から新たな国産のゲノム編集技術の確立が求められている。本演題では、微生物の抗生物質に対する適応機構に端を発している新規ゲノム編集技術の確立について概説する。

※ 受け付けは13:10からとなります。
※ 講演(1)(2)は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。

懇親会:17:00~18:00
       
参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
       申込締切り 1月17日(木)
      (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料
    非会員:10,000円
  (当日受付でお支払い下さい。)

懇親会費:無料
募集人数 80 人