先端化学・材料技術部会 高選択性反応分科会 講演会の詳細


申し訳ありませんが、受付は終了しました。


イベント名 先端化学・材料技術部会 高選択性反応分科会 講演会
日時 2018-08-23 14時00分~17時00分
場所 当協会会議室
概要 *受付は13:30~です。*

(1)14:00~15:25  ○
  講師:小河 脩平 氏
      科学技術振興機構 さきがけ専任研究者
      (兼任)早稲田大学理工学術院総合研究所 研究院客員准教授
  演題:「電場印加反応場での低温メタン直接転換」
  要旨:近年,非在来型天然ガスの台頭により,メタンが安価かつ豊富に得られるようになってきたが、
      メタンは非常に安定な分子であるため,メタン転換には従来700℃以上の高温を必要とした。
      これに対し,遷移金属酸化物触媒や担持金属触媒に電場を印加することで,200℃以下と
      いう画期的な低温で,メタンを水素やC2炭化水素に転換できることを見出してきた。
      この低温・電場中での触媒反応において,有効に働く触媒やその作用機構について紹介する。
  
(2)15:35~17:00   ○ 
  講師:荘司 長三 氏
      名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻 准教授
  演題:「偽物の基質による酵素の誤作動を利用する物質変換」
  要旨:長鎖アルキルカルボン酸を水酸化するシトクロムP450BM3(P450BM3)と呼ばれる酵素に、
      「偽物」としてアルキル鎖を短くしたカルボン酸(デコイ分子)を取り込ませると、アルキル鎖を
      短くしたことによって生じる活性部位の隙間に「第二の化合物」が取り込まれて水酸化される。
      ベンゼンを取り込ませると一段階でフェノールに変換することができる。取り込ませる「デコイ
      分子」の構造の違いによってP450BM3の酵素活性は大きく変化するため、「デコイ分子」を
      うまく設計することで更なる高活性化が可能である。

※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業ではサテライト
   配信でもご聴講いただけます。

懇親会:17:00~18:00

参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
   申込み締切 8月22日(水)
 (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html)
上記以外:10,000円(当日受付でお支払いください)
 懇親会費:無料
募集人数 80 人