脳科学調査WG 講演会 「匂いや香りの脳情報処理」の詳細


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イベント名 脳科学調査WG 講演会 「匂いや香りの脳情報処理」
日時 2018-07-13 14時10分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演(1)14:10~15:30 〇
講師:岡本 雅子 氏
  東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授
演題:「嗅覚の情報処理」
要旨:匂いは、揮発性の化合物が、嗅覚受容体に結合し、嗅神経を賦活することにより生じる。ヒトが多様な匂いを感じることができるのは、ヒトにおいて約400種類存在する嗅神経が、匂い分子の種類に応じて多様な組み合わせで活動するためである。近年ヒトの嗅覚受容体には遺伝的多型があり、香り知覚の個人差をもたらすことが明らかになってきた。さらに、個々人の経験も、嗅覚情報処理に影響を与え、香り知覚の個人差を生み出す。本演題では、鼻腔で受容された化学分子が匂いとして知覚されるまでの情報処理について紹介する。

講演(2)15:40~17:00 〇
講師:坂井 信之 氏
  東北大学 大学院文学研究科 人間科学専攻 教授
演題:「嗅覚の脳内情報処理とその応用」
要旨:我々は嗅覚と多感覚の相互作用や統合に関する研究を行っている。最初に味覚と嗅覚の統合に関する脳科学的研究について紹介し、その脳科学的知見の応用可能性について議論する。次に嗅覚と視覚の相互作用について紹介する。最後に最近話題となっている「スメハラ」などの問題を取り上げ、嗅覚が生活の中での五感情報処理の中心に位置している可能性について論じる。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切り 7月12日(木)

※受付は13:40からとなります。
 当協会と受信契約を結ばれている会員企業ではサテライト配信でもご聴講いただけます。
参加費・懇親会費について 参加費:会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html )
非会員:10,000円(当日受付でお支払い下さい)
懇親会費:無料
募集人数 80 人