先端化学・材料技術部会 高選択性反応分科会講演会の詳細



イベント名 先端化学・材料技術部会 高選択性反応分科会講演会
日時 2017-08-22 13時40分~18時0分
場所 当協会会議室
概要  *受付は13:10~です。*

講演(1)13:40~14:40 〇
講師:佐々木 優吉 氏
   (一般財団法人)ファインセラミックスセンター ナノ構造研究所 特任主席研究員
演題:「構造規定剤を用いずに合成したベータ型ゼオライトの構造解析」
要旨:SDAを用いずに作製されたベータ型ゼオライトの微細構造を、透過型電子顕微鏡(TEM)法によって観察した。観察の結果、観察試料はBEA相とBEB相が<001>方向に非常に短い周期で入れ替わって積層する特徴的な構造を有していた。このBEAおよびBEB相の積層数を数え上げたところ、BEA相とBEB相の積層数は同じではなく、BEA:BEB=45:55(出現頻度の比)であった。また、両相が連続して出現する層数とそれが観察される回数を比較し統計的に整理したところ、両相が上記出現頻度を前提として、完全にランダムに積層していることが確認された。これは、化学平衡を保持して結晶が形成されたことを暗示している。この観察結果を基に、ベータ型ゼオライトの結晶成長機構を提案した。

講演(2)14:50~15:50 〇
講師:川﨑 忠寛 氏
   (一般財団法人)ファインセラミックスセンター ナノ構造研究所 主任研究員 
演題:「環境電子顕微鏡による機能性材料のその場観察・可視化」
要旨:触媒や電池などの各種機能性材料の改良・開発に於いて、それらの反応メカニズムを理解することは大変重要である。その手段のひとつとして、実際に材料が動作している状況を、電子顕微鏡を用いて直視観察する環境電子顕微鏡(Environmental TEM)技術が最近注目されている。今回はその技術の概要と、その応用例として、金のナノ粒子触媒の反応サイト可視化や、電池材料のその場観察などについて紹介する。

講演(3)16:00~17:00 〇
講師:吉田 要 氏
   (一般財団法人)ファインセラミックスセンター ナノ構造研究所 上級研究員 
演題:「酸化・還元雰囲気下における貴金属触媒挙動のその場観察」
要旨:ディーゼル排ガス中の粒状物質(スス)は大気汚染の原因であり,それらを捕集し大気へ放出しない仕組みが必要である.そのためディーゼルパーティキュレートフィルター(DPF)が排気システムに組み込まれて現在利用されている.さらにDPF表面に触媒を担持させた触媒化DPF(CDPF)は,捕集したススを効率的に分解できることから省エネ化も期待される.しかしその分解反応は複雑で不明な点も多いことから,我々はモデル炭素の触媒分解反応その場観察によって解析を行っている.本講演ではその場TEM観察による動的変化解析について紹介する.


懇親会 17:00~18:00

申込締切り:2017年8月20日(日)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html)
      非会員:10,000円 (当日受付でお支払いください。)
懇親会費:無料
募集人数 100 人