産総研/ライフサイエンス技術部会・反応分科会共催「産総研技術セミナー」の詳細


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イベント名 産総研/ライフサイエンス技術部会・反応分科会共催「産総研技術セミナー」
日時 2016-11-17 15時00分~18時10分
場所 協会会議室
概要 産総研(機能化学研究部門)/ライフサイエンス技術部・反応分科会会共催「産総研技術セミナー」
  (受付は14:30からとなります。)

 【開催趣旨】
 近年、枯渇性資源への対応や地球温暖化防止の視点から、石油資源からバイオマス等の再生可能資源への原材料転換が世界各国で進んでいます。そのため、再生可能資源を活用したエネルギー生産技術に加え、各種の基幹・機能性化学品への転換技術の確立が急務の課題となっています。これらの課題に対して、産業技術総合研究所・機能化学研究部門では、バイオマス等の再生可能資源から、高効率かつ低環境負荷で、各種の基幹・機能性化学品を製造し、高度利用するための基盤技術開発を目指しております。
 化学品の多様な産業分野への展開や、機能性化学品産業の国際競争力強化への貢献を目指して、化学品の製造の面からは、バイオマス原料の処理技術、微生物や酵素等を用いたバイオ変換技術(バイオマスリファイナリー技術)、有機合成を基軸とする材料創製技術などに取り組んでいます。また、化学品の高付加価値化・高度利用の面からは、分子や界面の精密制御、素材の形成・加工・機能化、光化学反応、材料特性評価・標準化などに関わる技術開発を進めています。
 そこで、本技術セミナーでは、上記に関連した「橋渡し可能な技術」をご紹介いたしますので、特に、企画管理部門や事業部の方々にご参加頂けましたら幸いです。

 【プログラム】
 テーマ: 産総研のバイオマスリファイナリー技術(バイオマスからの機能化学品創製)

 講演(1)15:00-15:10 〇
 講師:機能化学研究部門
     副研究部門長  榊 啓二 氏
 演題:イントロダクション
 要旨: 石油から循環型資源への原料転換に向け、バイオマス等から、バイオと化学技術のベストミックスにより、高効率かつ環境低負荷で、基幹・機能性化学品を創製・高度利用するための基盤技術を紹介する。

 講演(2)15:10-15:50 〇
 講師:機能化学研究部門バイオベース材料化学グループ
     主任研究員  柳下 立夫 氏
 演題:木質系バイオマスの前処理・利活用技術
 要旨: 非可食バイオマスから化学品原料製造への新たな展開として、低環境負荷で各成分に適した分離を行い、それらの利活用技術について研究を行っている。
 本講演では、前処理技術を中心に、産総研の開発動向を紹介する。

 講演(3)15:50-16:30 〇
 講師:材料・化学領域研究戦略部研究企画室
     主査  渡邊 真宏 氏
 演題:精密構造解析による酵素の高機能化
 要旨: 現在、食品加工をはじめ様々な分野で酵素が使われている。その酵素の触媒機能を解明するには、精密な立体構造が必要である。
 本講演では、大型放射光施設SPring-8を利用した酵素のX線結晶構造解析と共に、構造決定から高機能化・耐熱化した事例を紹介する。

 講演(4)16:30-17:10 〇
 講師:機能化学研究部門バイオケミカルグループ
     グループ長  森田 友岳 氏
 演題:バイオと化学を融合したバイオベース化学品開発と物性・機能評価
 概要: バイオベース化学品の製造・利用技術の開発を目指して、微生物のスクリーニング及び育種・改良、バイオベース化学品の物性解析と機能付与による高度化に取り組んでいる。
 本講演では、バイオ界面活性剤の開発を中心に研究事例を紹介する。

 懇親会 17:10~18:10

  申込締切り:2016年11月16日(水)

  お問い合わせ:当協会 事業部 event@jaci.or.jp
参加費・懇親会費について 参加費:当日受付でお支払いください。
 会員:無料(会員リスト:http://www.
jaci.or.jp/about/page_06.html)
 上記以外:10,000円
募集人数 100 人