第2回JSTさきがけ「分子技術と新機能創出」研究者とJACIとの交流会の詳細


申し訳ありませんが、受付は終了しました。


イベント名 第2回JSTさきがけ「分子技術と新機能創出」研究者とJACIとの交流会
日時 2016-01-12 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 第2回JSTさきがけ「分子技術と新機能創出」研究者とJACIとの交流会(受付は13:30からとなります)

交流会 14:00~17:00
 オープニング 14:00~14:20
   JSTさきがけ研究総括 加藤 隆史 氏 東京大学大学院工学系研究科 教授
   JSTさきがけ「分子技術と新機能創出」研究領域のご紹介      

講演(1) 14:20~14:50
   講師:大内 誠 氏 京都大学大学院工学研究科・さきがけ二期生
   演題:結合を操る精密重合:側鎖配列・主鎖形態の制御と機能
   要旨:リビング重合の発展により、合成高分子に対する構造制御が可能になって
      きた。しかし、生体高分子に比べると構造の精密性は依然低く、特にモノ
      マー単位の並び方(配列)や主鎖形態の制御は難しい。我々は重合プロセ
      スに「生成」「切断」「再生」「活性化」などに関与する特殊結合を積極
      的に導入することで、側鎖の配列や主鎖の形態を制御し、さらにその制御
      に基づく機能創出を検討してきた。発表ではその最新の成果を紹介する。

講演(2) 14:50~15:20
   講師:大野 工司 氏 京都大学化学研究所・さきがけ二期生
   演題:ポリマーブラシ付与複合微粒子の精密合成と応用展開
   要旨:表面開始リビングラジカル重合により、単分散微粒子にその分散性を全く
      損なうことなく、ポリマーブラシを高密度に“生やす”方法について紹介
      する。本法は、ポリマーブラシの長さおよび密度、コア粒子の粒径および
      種類などを自由自在に制御できるテーラーメイド型微粒子設計法である。
      また、得られる複合微粒子の構造の均一性と分散安定性を活かしたコロイ
      ド結晶および液晶の形成、高密度グラフト化に起因する微粒子表面のサイ
      ズ排除効果を利用した固液界面制御による材料設計についても併せて紹介
      する。

休憩 15:20~15:30

講演(3) 15:30~16:00
   講師:岡本 敏宏 氏 東京大学大学院新領域創成科学研究科・さきがけ二期生
   演題:屈曲型パイ電子系コアが切り拓く機能性有機半導体材料の開発
   要旨:次世代電子デバイス産業として期待されるプリンテッドエレクトロニクス
      において、巨大な市場形成を実際に可能にする回路素子への広範な応用を
      鑑みると、一段深いレベルでの新奇分子設計指針に基づく有機半導体材料
      のイノベーションが求められている。講演者が最近開発した屈曲部位に典
      型元素を有する「屈曲型パイ電子系コア」は高いキャリア移動度に加えて、
      導入する元素によりさまざまな特異な固体物性を示す新奇な機能性有機半
      導体材料である。本講演では,「屈曲型パイ電子系コア」が切り拓く科学
      と実用的な観点での産業応用について紹介する

講演(4) 16:00~16:30
   講師:酒井 崇匡 氏 東京大学大学院工学系研究科・さきがけ三期生
   演題:インジェクタブルで安全なソフトハイドロゲルの創製
   要旨:ハイドロゲルは、生体軟組織に近い組成を有しているために、バイオマテ
      リアルとしての応用が期待されている。特に、注射にて注入可能で、生体
      内でゲル化するインジェクタブルゲルは、非侵襲治療が可能なために注目
      を集めている。一方で、ハイドロゲルが体内でどのように分解され、どの
      ような問題を引き起こすかについてはあまり議論されていない。本講演で
      は、長期的な安全性を有するハイドロゲルの設計と、バイオマテリアルと
      しての応用について紹介する。

講演(5) 16:30~17:00
   講師:内田 幸明 氏 大阪大学大学院基礎工学研究科・さきがけ二期生
   演題:マイクロ流体デバイス
   要旨:Water-in-oil-in-waterコアシェルエマルション液滴 (流体カプセル) は、
      油相にも内水相にも別々に物質を溶解できるので、機能性の担体として生
      化学・薬学・食品技術・農業・化学合成などの分野で注目されている。我
      々は、マイクロ流体デバイスを用いて、電場や磁場などの外部刺激で操作
      が可能な流体をシェル部とする機能性流体カプセルの研究を行っている。
      本交流会ではフォトニック液晶カプセルと純有機磁性流体カプセルの研究
      成果について紹介する。

なお、講演者情報につきましては下記のURLをご参照ください。
 http://www.jst.go.jp/presto/moltech/researcher/index.html

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 1月7日(木)
      定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 当日受付でお支払いください。
  会員:無料(会員リスト:http://jaci.or.jp/about/page_06.html)
  上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人