先端化学・材料技術部会 新素材分科会 技術セミナーのご案内 「産総研が提供できる化学材料評価技術(第3回) -ここまでわかる:材料劣化解析技術-」の詳細


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イベント名 先端化学・材料技術部会 新素材分科会 技術セミナーのご案内 「産総研が提供できる化学材料評価技術(第3回) -ここまでわかる:材料劣化解析技術-」
日時 2015-12-09 15時00分~18時10分
場所 当協会会議室
概要 「産総研が提供できる化学材料評価技術」(3回シリーズ)

 先端化学・材料技術部会 新素材分科会では、エレクトロニクス、バイオ、エネルギー・
環境と多岐にわたる分野に利用可能な機能化学材料の社会的、経済的な価値の提供に焦点を
当てています。具体的には、①従来にない新しい機能を発現する材料、②従来の延長線上を
大きく超えた機能発現レベルの材料、③既存材料の機能を代替できる環境に優しく汎用・
安価な材料、という観点で、インパクトのある話題や研究成果に焦点を当て、自由な議論を
できる機会を提供しております。
 一方、我が国が強みを有するこれら機能化学材料は、その階層構造や分子構造、成分などが
複雑高度化してきていることから、これらを解明可能な“尖った”評価・分析技術に対する
企業ニーズが益々増大しています。そこで、本セミナーでは、化学材料評価に関する産業界の
様々な課題を迅速かつ適切に解決するべく、実材料を用いた産総研(産業技術総合研究所)に
おける最新の化学材料評価事例を3回シリーズでご紹介したいと思います。
 上記の課題を抱えている化学系企業の事業部や企画担当の方が主な対象ですが、現場の
研究者や技術者の方が自身の知識を見直すためのご聴講も歓迎いたしますので、皆様の多数の
参加をお待ちしております。

 第1回 「埋もれた微細構造の見える化技術」編 (2015年10月20日(火))
 第2回 「計算でせまる:in silico材料機能予測と材料開発」編 (2015年11月20日(金))
 第3回 「ここまでわかる:材料劣化解析技術」編 (2015年12月9日(水))

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第3回 「ここまでわかる:材料劣化解析技術」編

 * 受付は14:30からとなります *

イントロダクション 15:00~15:10 〇
  機能化学研究部門 総括研究主幹 須田 洋幸 氏
 化学材料の信頼性向上には、劣化構造や劣化メカニズムを正確に解析可能な評価技術の
 開発が不可欠である。本講演会では、化学材料の劣化解析に対する研究アプローチや
 産総研の保有する評価・解析技術について紹介する。

講義(1) 15:10~15:50 〇
 「高分解能MALDI-TOFMSによる高精度材料解析」
  環境管理研究部門 環境計測技術研究グループ長 佐藤 浩昭 氏
 ポリマー鎖の化学構造は、材料の機能や安定性などに大きく影響するため、その詳細な
 解析は重要である。本講演では、ミリ質量単位レベルの高精度な質量分析を行って、
 高分子鎖の化学構造や劣化による構造変化を分子レベルで解析する技術について概説する。

講義(2) 15:50~16:30 〇
 「有機・高分子材料の劣化反応メカニズムの包括的な解析」
  機能化学研究部門 化学材料評価グループ 主任研究員 水門 潤治 氏
 化学材料の劣化メカニズムを理解するには、劣化を誘発する活性種や中間反応、最終劣化
 構造を正しく解析する必要がある。本講演では、スピントラップESR法やMALDI-TOFMS法
 などを活用して有機半導体材料の劣化メカニズム解析を行った事例などについて説明する。

講義(3) 16:30~17:10 〇
 「二次元相関分光法による高感度スペクトル解析」
  機能化学研究部門 化学材料評価グループ 主任研究員 新澤 英之 氏
 近年、巨大で複雑なデータ解析の技術が注目されている。このようなデータ解析技術を
 分光スペクトルに用いることで、ピーク分離の高精度化や経時変化解析を通じた、構造
 変化の詳細描写が可能になる。本講演では、二次元相関分光法と呼ばれるスペクトル解析
 技術の適用事例を報告する。

懇親会 17:10~18:10

申込締切り:12月7日(月)
参加費・懇親会費について 参加費:当日受付でお支払いください。
    会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html)
    上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 60 人