エネルギー・資源技術部会 資源代替材料分科会講演会 「化学・電気産業に不可欠な黄リン資源を考える」の詳細


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イベント名 エネルギー・資源技術部会 資源代替材料分科会講演会 「化学・電気産業に不可欠な黄リン資源を考える」
日時 2015-09-09 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演会 「化学・電気産業に不可欠な黄リン資源を考える」
14:00~18:10
*受付は13:30~です*

講演会(1) 14:00~15:00 ○

 講師: 大竹 久夫 氏
早稲田大学 リンアトラス研究所 客員教授

演題:「Pイノベーション―高純度リン素材の生産力革新とリン循環産業の創造」

要旨: リンは食料生産に必要であり、電子部品、医薬品や食品などの産業分野でも
広く使われている。わが国は世界第八位のリン消費大国でありながら、リン
をすべて海外に依存している。今、リン鉱石は安くて安全なものから枯渇が
進行しており、わが国にとり食の安全とものつくり産業に必要な高純度リン
素材の生産もまた困難になりつつある。本講演では、「リンのない」日本が
持続的な食料生産と食の安全をまもり豊かな環境を将来の世代へ継承するため
に取組むべき持続的リン利用への基本的視座について述べる。

講演会(2) 15:00~16:00 ○

講師: 國貞 眞司 氏
三國製薬工業㈱ 代表取締役社長

演題: 「黄リン誘導品の製造業への適用」

要旨: 黄リンから化学及び電気産業に不可欠なリン化合物が誘導できる。難燃剤、
可塑剤、医薬、農薬、電気材料、半導体、電池、金属表面処理品等は、
黄リンのハロゲン化物、酸化物から製造されている。黄リンは、物づくり
の先端技術を支える重要な原料であるが、戦略物質として輸入が困難になり
つつある。全量を輸入に依存している我が国において、新技術を駆使した
リン資源リサイクルで独自の高純度黄リン製造による自給自足体制が必要
とされている。

講演会(3) 16:10~17:10 ○

講師: 津下 修 氏
㈱ 神戸製鋼所 エンジニアリング事業部門 技師長

演題: 「黄燐製造プロセスの概要と課題」

要旨: 日本に於ける黄燐製造は30年以上前から途絶えており、黄燐を製造して
いる国も非常に限られている中、日本の先端工業に欠かせない黄燐を
全量輸入に頼っている現状は危惧せざるを得ない。現行の黄燐製造プロ
セス(ベトナム国営VINAAPACO社見学記録含む)、日本に於ける黄燐
製造の課題、新しい黄燐製造技術の試み、リン回収技術との組み合わせ
などを紹介・解説する。


 懇親会 17:10~18:10
参加費・懇親会費について 参加申込み:公益社団法人 新化学技術推進協会のホームページよりお申し込みください。 http://www.jaci.or.jp
申込み締切 9月7日(月)
   (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)

参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       上記以外:10,000円

   
懇親会費:無料
募集人数 110 人