エネルギー・資源技術部会 資源代替材料分科会講演会 「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」 「レアアース代替技術開発の現状」 の詳細


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イベント名 エネルギー・資源技術部会 資源代替材料分科会講演会 「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影」 「レアアース代替技術開発の現状」
日時 2015-07-16 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演会 14:00~18:00
*受付は13:30~です*

講演(1) 14:00~15:00 ○

 講師: 岡部 徹 氏
東京大学 教授
生産技術研究所 副所長
生産技術研究所 サステイナブル材料国際研究センター センター長

演題:「レアアースをはじめとするレアメタルの光と影
~ 一般には常識と思われているデマや誤解を解説 ~」

要旨: 社会が発展し、生活が豊かになれば、高性能の電子機器が数多く使われる
ようになる。日常生活では直接目にすることは少ないが、電子機器には多く
のレアメタルが使われており、私たちは多種多様のレアメタルに囲まれて
生活している。いまやレアメタル抜きには、私たちの生活は成り立たない。
また、ハイテク製品だけでなく、省エネにもレアメタルは不可欠である。
たとえば、ハイブリッド自動車の高性能モーターや蓄電池、太陽光発電用
のパネルや制御器などは、レアメタルの塊と言っても過言ではない。
このように、社会が発展すればするほど、多量のレアメタルが必要となる。
しかし一方で、レアメタルの採掘や製造に伴い、海外では環境破壊が進ん
でいる。本講演では,レアアースをはじめとするレアメタルの現状と課題
について概説し、レアメタルに対する誤解や偏見、さらには、日本では知る
ことが出来ない“裏の問題”についても紹介する。日本に蓄積されたレア
メタルをリサイクルすれば、資源問題は解決するといった都市鉱山神話
ならぬ誤解が蔓延しているが、レアメタル供給のボトルネックやリサイク
ルの問題点について解説する。また、最近話題のレアアースのリサイクル
に関する環境問題や経済合理性等のジレンマ、リサイクルを実施する場合
の供給量や共存元素の変動などに関する問題点につていて解説する。


講演(2) 15:00~16:00 ○

講師: 原田 幸明 氏
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 元素戦略材料センター
特命研究員

演題: 「レアアース代替技術開発の現状」

要旨: 21世紀に入り、資源利用は資源制約が製品設計に制約を与える新たな段階
に入った。そこで求められるのは、減量、代替、循環の元素戦略である。
特に、代替は、従来の回避的代替から抜本的代替に変化してきている。
その成果として2007年から始まった希少金属・元素戦略のプロジェクトは、
その後のレアアース危機に対して大きな役割を果たした。ここでは、その
プロジェクトの取り組みの典型例を示すとともに、その中で出てきた課題、
さらに進んだ抜本的代替の研究開発の方向性について述べる。

(3) 16:00~16:45

「パネル討論、含む質疑」 

懇親会 17:00~18:00
参加費・懇親会費について 参加申込み:公益社団法人 新化学技術推進協会のホームページよりお申し込み
ください。 http://www.jaci.or.jp
申込み締切 7月14日(火)
   (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)

参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
募集人数 110 人