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イベント名 | 特別フォーラム『Sustainability、食糧、そして宇宙への展開-GSCの新たな発展へ』 |
日時 | 2015-06-03 12時30分~19時00分 |
場所 | 当協会会議室 |
概要 | 『Sustainability、食糧、そして宇宙への展開-GSCの新たな発展へ』 今回のフォーラムではユニークな研究・事業展開を行っている方々のご講演を 「Sustainability」、「食糧・水問題解決」、「宇宙への展開」の 視点からお届けします。本フォーラムは前回に続き、7月に開催する 国際シンポジウム「GSCの新たな発展へ」のテイクオフとして企画しました。 先ず、世界の最前線で活躍する研究者を招きGSCの啓蒙活動を行っている GSC研究センターの初代代表、研究所を導いていらっしゃる伊藤先生からご講演いただきます。 次に、今話題の、ミドリムシが59種類の栄養素を持つことを生かし、 食品としての販売(ユーグレナ・ファーム)や 化粧品の販売(B.C.A.D.)を事業として展開しながら、 ミドリムシ由来のバイオジェット燃料の研究開発等を行っている ユーグレナ、そして、最後に、宇宙生物学の博士号にて建設会社に入社し、 宇宙エレベーターを開発されている中学・高校生にも人気の鈴木先生です。 講演前後には、関係ポスター展示及びショーとプレゼンテーションを行います。 講演後には、講師、モデレーターと参加者による意見交換会、その後懇親会を準備いたしております。 Ⅰ部 ポスター展示・ショートプレゼンテーション 12:30-14:00 13:20 ☆公益社団法人新化学技術推進協会 特別フォーラム主催の当事者ではありますが、 冒頭に、来たる7月5日ー8日の第4回JACI/GSCシンポジウム 第7回GSC東京国際会議への参加を呼びかけさせて頂きます。 GSCの新たな発展」の核心をご理解ください。 13:25 ☆株式会社 大和 ユーザー産業のひとつに、年間17兆円の市場規模をもつ「ギフト」業界があります。 法人・個人に拘わらず、必ず持つ「贈り物だから。」という心理・ニーズに対し、 革新的化学技術を活用した生活密着型商品やサービス等を、 様々な「ギフト場面」に採用・提供することで「試してみる」 という仕組みを構築します。そのことによって新たな化学技術の普及促進 に寄与していくという試みです。 13:30 ☆マイクロ波化学株式会社 電子レンジにも使用されている「マイクロ波技術」を用い、 世の中に溢れる化成品が誕生するまでの「製造プロセスそのもの」を 変革し、世界中の工場の省エネルギー化に挑んでいる阪大発テクノロジーベンチャーです。 13:35 ☆国立研究開発法人 科学技術振興機構 科学技術振興機構の新規支援制度であるマッチングプランナープログラム および探索試験の説明をおこないます。本プログラムは、各地域にある 企業の開発課題を全国大学が保有する研究成果によって解決し、 新製品の開発、事業創出に結びつけることを目的として実施するものです。 今回募集する「探索試験」では、企業ニーズを解決するために大学シーズが 適しているか否かの検証の試験研究、大学等の保有する知的財産の 技術移転可能性の試験研究などを支援します。 当日は、制度の概要と申請の仕方などについて説明いたします。 13:40 ☆物質・材料研究機構 分子・物質合成プラットフォーム NIMS分子・物質合成プラットフォームはナノテクノロジーとバイオ分野との 融合研究の推進に必要な各種実験装置を揃えて、共用に供しており、 大学、企業の研究者に融合研究のための環境を提供しています。 13:45 ☆文部科学省ナノテクノロジープラットフォームセンター 本事業では、最先端の研究設備とその活用のノウハウを有する25機関が一体となって、 全国的な設備の共用体制を構築することにより、イノベーション創出に向けた強固な 研究基盤を形成します。基本となる3つの技術領域(①微細構造解析、 ②微細加工、③分子・物質合成)を対象に、産学官の幅広い利用者に対して、 最先端の計測、評価、加工設備の利用機会を高度な技術支援とともに提供します。 全体調整や総合案内等を行うセンター機関(NIMS、JST)を中心に、 異分野融合や産学官連携を推進します。JSTは全国の5地域に産学官連携推進 マネージャーを配置し、JSTの研究情報リソースを共有・活用して、地域・ 地場産業に関連したユーザー開拓し、技術シーズ・ニーズのマッチングを行います。 Ⅱ部 講 演 14:00-15:00 -Sustainability― 〇講 師 伊藤 敏幸氏 鳥取大学 GSC研究センター長 演 題 「サステイナブル社会構築のためのGSC研究(仮題)」 要 旨 鳥取大学のGSC研究センターでは、グリーン・サスティナブル・ケミストリー 実現のため、反応媒体、エネルギー、触媒、バイオテクノロジー、環境評価の 5分野において優れた研究成果についてお話します。 15:00-16:00 ―食糧・水問題- 講 師 鈴木健吾 氏 ユーグレナ社 取締役開発部長 演 題 「ユーグレナのライフサイエンス分野での利用可能性について」 要 旨 現在までにクロレラやスピルリナを含めて多くの微細藻類が産業的に 利用されており、主にサプリメント等の健康食品として市場に流通 している。その中でユーグレナ(Euglena gracilis)は2005年に 設立された株式会社ユーグレナによって本格的な産業利用が実現して おり、現在ではサプリメント以外に化粧品として一般的に流通して いる他、ユーグレナ由来のFAME(Fatty Acide Methyl Ester)が 配合されたディーゼル燃料DeuSELがいすゞ自動車との共同プロジェクト によって完成し、2014年6月より試験的にバスの運行が実現するに至っ ている。ユーグレナの産業利用に際して基礎となる研究は、 これまで食品としての観点から中心的に行なわれてきている。 特に、ユーグレナのユニークな特徴の1つとして、β-1,3-グルカンの パラミロンを含むことが挙げられ、その機能性に関する研究は 注目テーマの一つである。現在までにマウスやラットを用いた試験だけで なくヒトでのモニタリングが実施され、他のβ-グルカンと同様にパラミ ロンの機能性に関するエビデンスが蓄積しつつある。具体的には、 パラミロンがアトピー性皮膚炎や一部の大腸がんに効果があることが 明らかになりつつある。 最近では、パラミロンを摂取することでインフルエンザの症状が緩和 される可能性があることがマウスで示されており、その作用機序に 興味がもたれるところである。また、今後より多くの機能性が明らかに なることで、パラミロン単体で食品あるいは医薬品分野において 産業利用が可能になるのではないかと予想される。 16:00-17:00 ―宇宙への展開― 〇講 師 石川 洋二 氏 大林組 宇宙エレベーター実用研究チーム 幹事 演 題 「新材料で築く未来構想-宇宙エレベーター」 宇宙は、科学技術の発展を促し、私たちの創造力を育む世界だ。 その宇宙に将来新しい方法で物資や人間を運ぶことができるかもしれない。 それが「宇宙エレベーター」だ。地球からまっすぐ伸びる約10万キロメートルの 長さのケーブルに沿って、クライマーと呼ぶ輸送機が昇っていく。 地上構造物や構造材料の常識を超えた新規技術をいくつも利用した 宇宙エレベーターであるが、完成すれば、宇宙へのアクセスがはるかに 容易になる可能性がある。ただし、現在の技術ではまだ完成できない。 精力的な研究開発が必要であるが、その最大の鍵はケーブルの材料である。 新素材として期待されるカーボンナノチューブからなるケーブルが将来 用いられるかもしれない。現在のロケットの代わりとなる宇宙エレベーターは、 多大な燃料を必要とせず、環境にやさしい技術としても期待される。 科学技術、とくに化学面での貢献により宇宙エレベーターの完成がより近づくかもしれない。 17:00-18:00 意見交換会 Ⅲ部 懇親会 18:00-19:00 |
参加費・懇親会費について | 参加費 会員 無料 会員外 5000円 懇親会費 無料 |
募集人数 | 100 人 |