電子情報技術部会 エレクトロニクス交流会実装技術企画WG 講演会 「ワイヤレス電力伝送/給電技術 インフラから宇宙発電まで」の詳細


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イベント名 電子情報技術部会 エレクトロニクス交流会実装技術企画WG 講演会 「ワイヤレス電力伝送/給電技術 インフラから宇宙発電まで」
日時 2015-06-11 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 *受付は13:30~です* 

講演(1)14:00~15:30 〇 

講師:篠原 真毅 氏
    京都大学 教授 

演題:「ワイヤレス給電技術 μWセンサーからGW宇宙発電まで」

要旨:近年ワイヤレス給電という技術が注目されている。電磁界もしくは電磁波を
    用いて、通信のようにワイヤレスで電力を送る技術で、研究の歴史は1960年代
    以前にさかのぼるが、近年急速に実用化が進み始めた技術である。
    特にマイクロ波と呼ばれる電磁波を用いたワイヤレス給電は長距離でもワイヤ
    レスに給電でき、様々な応用が考えられている。例えばμW程度でも動作する
    センサーを同時にたくさん駆動したり、宇宙で発電した1GWの電力をビームに
    して地上へ送電したりすることができる。
    本講演ではこのマイクロ波送電技術とその応用について紹介する。
     
講演(2)15:30~17:00 〇 

講師:大平 孝 氏
    豊橋技術科学大学 教授・未来ビークルシティリサーチセンター長

演題:「ワイヤレス電力伝送の真の本質」

要旨:情報通信のワイヤレス化に続き電源接続のワイヤレス化は必定路線である。
    ワイヤレス電力伝送において伝送効率が最重要であることは言うまでもない。
    20世紀、効率を支配するのは送電器から受電器への結合係数kであると
    信じられていた。ところが2007年それを覆す実験が米国MITから報告された。
    実験成功の味噌は結合係数kとQファクタの積であった。
    その後の理論研究で以下のことが明らかになってきた。
    1)あらゆる結合方式にkQ積が存在する。
    2)kQ積は2ポートZ行列の要素から求まる。
    3)kQ積は効率角正接を介して最大効率を支配する。
    本講演ではこれら基本kQ積3定理を専門外の方々にもわかりやすいよう説明し、
    ワイヤレス電力伝送の真の本質をつかんで頂く。
     
懇親会 17:00~18:00
参加費・懇親会費について 参加申込み:公益社団法人 新化学技術推進協会のホームページよりお申し込みください。
http://www.jaci.or.jp
申込み締切 6月9日(火)
 (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)

参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       上記以外:10,000円
   
懇親会費:無料
募集人数 110 人