ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会 「バイオミメティックスの産業展開と海外動向」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会 「バイオミメティックスの産業展開と海外動向」
日時 2015-01-13 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演 「バイオミメティックスの産業展開と海外動向」
                     (受付は13:30からとなります)
  (1) 14:00~15:00 〇

  講師:一般財団法人 電力中央研究所生物環境領域 
                      主任研究員  野方 靖行 氏

  演題:「海洋付着生物による諸問題とその対策」

  要旨:船舶や海洋構造物などには様々な付着生物が付着し、成長することによ
    り、抵抗の低下や腐食の促進などの問題が生じている。現在、防汚塗料を
    はじめ様々な対策が開発・使用されているが、防汚塗料の環境影響などが
    懸念されつつある。このような背景の下、現在、新たな環境適応型の防汚
    対策が研究されつつある。本セミナーでは発電所における汚損被害の実情
    とともに、実用化されている対策および検討されている新技術について紹
    介する。
  
  (2) 15:00~16:00 〇

    講師:浜松医科大学 医学部
                     教授  針山 孝彦 氏

  演題:「産業構造改変とバイオミメティクス-パラダイムシフトを目指して」

  要旨:人間が巨大なエネルギーを投資し世界規模の経済活動を生み出した産業革
    命は、市民革命や民主化を誘引するなど、社会構造としての近代化を導く大
    きな役割を果たした。今や工業や産業を除いて人々の生活は成り立たないが、
    このままの成長では破綻することも目に見えている。人間がパラダイムシフ
    トすることなく破綻を防ぐことはできない。その解決策の提案の一つとして、
    生物を規範とした産業創成の最近の動向とともに、温故知新ともいえるバイ
    オミメティックスの必要性とその例に言及する。また、生物学的な視点から、
    人間の今後の在り方を考えたい。


  (3) 16:00~17:00 〇

  講師:公益社団法人 高分子学会
                   常務理事・事務局長  平坂 雅男 氏

  演題:「バイオミメティクスの産業展開への取り組み」

  要旨:生物の機能を工学的に模倣するバイオミメティクスが注目され、また、バ
    イオミメティクスの国際標準化も動き出している。バイオミメティクスは、
    生物学と工学を融合させる研究領域であり、学術面には新学術領域の生物規
    範工学のプロジェクトが日本では中核となっている。しかし、この領域の産
    業展開を推進する組織が日本にはなく、欧州に比べて2~3周回遅れの差が
    ついているが現状である。今回、新たに設立されたバイオミメティクス推進
    協議会の役割について、海外動向を含めて報告する。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 1月8日(木)
     (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費:当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://jaci.or.jp/about/page_06.html)
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人