会員限定-第4回 知的財産研究会-「化学産業が異なるレイヤーの産業に支配される日は来るか」・「「出願によらない知財保護と活用~出願制度を補完する知財制度~」の詳細


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イベント名 会員限定-第4回 知的財産研究会-「化学産業が異なるレイヤーの産業に支配される日は来るか」・「「出願によらない知財保護と活用~出願制度を補完する知財制度~」
日時 2014-11-19 15時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演(1)15:00-16:00 〇
  講 師:渡部 俊也 氏 
       東京大学政策ビジョン研究センター 教授、
      一般社団法人日本知財学会会長・理事
      内閣知的財産戦略本部検証評価企画委員会座長(産業財産権担当)

  演 題:「化学産業が異なるレイヤーの産業に支配される日は来るか」
  要 旨:情報技術関連産業がモノづくりの競争からグローバル知財ビジネス
      モデル競争の時代に移って久しい。いまや他の産業も例外ではない。
      モノづくりの象徴であった自動車産業でさえ、いまやグーグルが
      自動運転OSを擁して支配を窺っている。多くの企業で開発した
      技術は埋没し、知財はこれらの新たに台頭してきた企業の知財戦略に
      よって無力化している。医薬や化学産業は例外的に知財の環境は安定
      していたが、今後知財ビジネスモデルのグローバル競争の影響を受け
      ないですむのだろうか。
      本講演では、これら激変する知財環境の中で新たなパラダイムが
      生まれつつある他の産業の事例を紹介し、今後の化学産業の知財
      戦略について考えてみたい。他のレイヤー産業を支配するための
      知財戦略とはどういうものなのか、化学産業にはどのようなイン
      パクトが想定されるのかなどについて議論していく。
      あわせて、最近の話題から、営業秘密保護、そして戦略的知財管理
      人材の育成、さらに知財データの活用についても簡単に紹介する。

  講 演(2)16:00-17:00 〇
  講 師:玉井 誠一郎 氏   知財ブランド協会(SIR) 会長(兼)理事長
  演 題:「出願によらない知財保護と活用~出願制度を補完する知財制度~」
  要 旨:日本は世界有数の出願大国であるが、知財が商品や事業利益に
      結びついておらず、国民の知財意識も甚だ低いままである。
      この問題の本質は、知財と商品(事業)の乖離・別管理にある。
      知財には、特許のように出願して守る開示知財と、ノウハウ等の
      ように出願せずに秘密情報(営業秘密)として守る守秘知財の
      2種があるが、商品化にとって重要である守秘知財の保護が機能
      しておらず、人を通じた情報流出やニセモノを防げていない。
      本講では、知財を利益・ブランド形成・誇りに直結させる新しい
      モデルについて、その考え方・具体スキーム・事例を説明する。


参加費・懇親会費について 本イベントは会員限定です。
参加費・懇親会費  無料です。
募集人数 80 人