ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「生体分子のコンピュータシミュレーション」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「生体分子のコンピュータシミュレーション」
日時 2014-03-17 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演 「生体分子のコンピュータシミュレーション」

  (1) 14:00~15:00 〇

  講師:独立行政法人 産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 
                    主任研究員    古明地 勇人 氏

  演題:「生体分子の分子動力学法の概要」

  要旨:分子動力学法(以下MD法)は、1950年台に開発されたが、1977年に初め
    てタンパク質に応用されて以来、代表的な生体分子シミュレーション法と
    して多くの研究成果を挙げている。講演1では、古典MD法の原理と応用に
    関して、歴史と現状を概観する。超並列計算、MD専用計算機、チャネル
    ・トランスポータータンパク質などを取り上げる。
   
  (2) 15:00~16:30 〇

  講師:みずほ情報総研株式会社 サイエンスソリューション部
                      マネージャー   福澤 薫 氏

  演題:「フラグメント分子軌道法(FMO)による生体高分子の量子化学計算」

  要旨:フラグメント分子軌道(FMO)法は、タンパク質の全電子計算に基づい
    て分子内・分子間の相互作用を高精度に解析することができる新しい方法
    として 生体高分子シミュレーションにおける利用が広がっている。本講
    演では、FMO法の概要と我々のグループで開発中の専用プログラムパッケー
    ジABINIT-MP/BioStationの開発および先導的な応用計算について紹介する。
 
  (3) 16:30~17:00 〇

  講師:独立行政法人 産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 
                    主任研究員    古明地 勇人 氏

  演題:「フラグメント分子軌道法による分子動力学: FMO-MD法」

  要旨:FMO-MD法は、第一原理MD法の一種で、全電子計算で系全体を量子化学
    的に扱うため、特に溶媒分子が直接反応する化学反応のシミュレーション
    に適している。FMO-MD法の低分子の反応への応用を紹介するとともに、水
    和タンパク質の第一原理シミュレーションの試みにも触れる予定である。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 3月13日(木)
   (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://jaci.or.jp/about/page_06.html)
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人