ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会 「核酸医薬研究の最前線①~有機合成からのアプローチ~」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会 「核酸医薬研究の最前線①~有機合成からのアプローチ~」
日時 2013-11-14 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演 「核酸医薬研究の最前線①~有機合成からのアプローチ~」(受付は13:30からとなります)

  (1) 14:00~15:00

  講師:国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子細胞医薬部第5室(核酸医薬室) 
                         室長  井上 貴雄 氏

  演題:「核酸医薬品開発の現状と課題(総論)」

  要旨:アンチセンス、siRNA、アプタマー等に代表される核酸医薬品は、抗体
    医薬品に続く次世代医薬品として注目を集めている。これまで核酸医薬品
    は生体内における安定性等の問題が指摘されていたが、人工核酸やキャリ
    アの技術開発が進んだことにより、全身投与が可能な核酸医薬品も開発・
    上市されてきている。本発表では、核酸医薬品の分類やその開発状況につ
    いて、最近のトピックスを交えながら紹介する。さらに、核酸医薬品の実
    用化するにあたり、克服すべき課題についても議論したい。

  (2) 15:00~16:00 〇

  講師:大阪大学大学院 薬学研究科
                          教授 小比賀 聡 氏

  演題:「核酸創薬に向けた我々の取り組み~基礎から最前線まで~」

  要旨:核酸医薬の実現に向け、我々はこれまで新たな人工核酸の開発研究に取
    り組んできた。その中で、糖部の立体配座を固定した「架橋型人工核酸」
    が、極めて強固に標的mRNAと結合することを見いだした。現在、各種架橋
    型人工核酸の合成研究に加えて、これら人工核酸を用いた核酸医薬の開発
    研究を積極的に進めている。また、核酸医薬に関するレギュラトリーサイ
    エンス研究も実施しており、これらについてもあわせて紹介したい。

  (3) 16:00~17:00 〇

  講師:東京工業大学大学院 生命理工学研究科
                          教授 関根 光雄 氏

  演題:「新規核酸医薬の創出研究」

  要旨:DNAやRNAは二重らせんや三重らせん構造を形成する特異な性質を持って
    いる。疾病の原因となっている悪性タンパク質の遺伝子を人工核酸によっ
    て選択的に結合させ、その発現を阻止する遺伝子治療法は、この核酸の特
    性を利用したものであり塩基配列依存であり塩基対形成にもとづく合理的
    な戦略であることから、このような性質をもつ核酸医薬の開発が期待され
    て久しい。本講演では、核酸医薬開発に関する様々な問題点とその解決法
    につて、具体的な我々の最新の研究成果を例にあげ紹介する。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 11月12日(火)
   (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html)
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人