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イベント名 | 先端化学・材料技術部会 CC分科会 高分子WG講演会「高分子基礎講座第二回 統計物理学に関して(その二)」 |
日時 | 2013-08-30 10時00分~18時00分 |
場所 | 当協会会議室 |
概要 | 講演 10:00~17:00 講師:川勝 年洋 氏 東北大学大学院 理学研究科 教授 演題:「高分子基礎講座第二回 統計物理学に関して(その二)」 懇親会 17:00~18:00 --- 高分子基礎講座について --- <趣旨> OCTAのような高分子に関連したメゾシミュレーションを行う際には、対象となるソフトマターに 関する幅広い知識が必要となる。 しかしながら、一般的な化学系の研究者は、物理的な考え方や 数式を解くことでモデルを理解するという方法論にもなじみがなく、シミュレーション結果の 解釈も曖昧なものとなりがちであった。 ソフトマターのメゾスケールシミュレーションを理解 するためには、まず、統計力学的な考え方の基礎を確認することが必要になるであろう。 その上で、高分子物理を主体としたソフトマターを支配する物理について学び、さらには、 マクロなスケールでのアウトプットである実験との関連も理解する必要もある。 そこで、JACIでの高分子ワークショップにおいてOCTAを用いたシミュレーションを実施される 研究者の方たちを対象として、高分子に関連する基礎的な事項をキチンと理解できるような基礎 講座の開設を予定している。 <概要> 今年度のこの講座において、まず、統計力学的な考え方の基礎を確認する。それに引き続き、 高分子物理を主体としたソフトマターを支配する物理について学ぶ。 コロイド分散系のような 幅広いソフトマターに関する講座や粘弾性や散乱のような実験との関連についての講座は来年度 以降に開催していく予定である。 <実施要領> 実施日程 第一回:7月31日に実施。 第二回:8月30日を予定。 第三回以降については、未定。 講師 東北大学 川勝年洋 教授 内容 ◇統計物理学に関して(二回程度を予定) 参考:「統計物理学」川勝年洋 第一章~第四章および第六章 1.序章 2.熱力学の基礎事項の復習 3.統計力学の基礎 4.古典統計力学の応用 5.理想量子系の統計力学 6.相互作用のある多体系の協力現象 7.ゆらぎの統計力学 ◇ソフトマター物理に関して(二回程度を予定) 参考:「高分子物理の基礎 統計物理的手法を中心に」川勝年洋 第一章、第二章 1.はじめに 複雑液体と高分子 高分子とは 高分子の物理現象のモデル化 2.高分子鎖の統計とガウス鎖のモデル 高分子鎖の簡単なモデル -格子モデル- 高分子鎖のバネ-ビーズ・モデルとガウス統計 ガウス鎖の平衡配位の統計理論 粒子描像を用いた高分子鎖の動的モデル ガウス鎖のモデルのミクロからの正当化 曲げ弾性をもつ鎖の統計理論と実際 高分子動力学の分子シミュレーションによる解析 進め方 単なる座学として行うのではなく、上記講習内容に関連する基礎的事項の確認も同時に行い、 可能な限り演習形式も交え、参加者の理解の深化を目指す。 参加申込締切:2013年8月28日 |
参加費・懇親会費について | 参加費:当日受付でお支払いください。 会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/) コラボレーションメンバー:無料 高分子シミュレーション技術セミナーメンバー:無料 上記以外:10,000円 懇親会費:無料 |
募集人数 | 50 人 |