ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会「バイオミメティクスによる技術革新:発想支援データベース・材料開発・実用化」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 材料分科会講演会「バイオミメティクスによる技術革新:発想支援データベース・材料開発・実用化」
日時 2013-09-11 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演 「バイオミメティクスによる技術革新:発想支援データベース・
      材料開発・実用化」

  (1) 14:00~15:00

  講師:スパイバー株式会社 
                取締役 最高技術責任者  菅原 潤一 氏

  演題:「クモ糸タンパク質をベースとした超高タフネス材料の実用化開発」

  要旨:クモの糸は超高タフネス性の次世代材料として実用化が期待されている
    が、クモ自身に糸を量産させることは現実的ではない。こうした中、微生
    物発酵によりクモ糸の主成分であるフィブロインタンパク質を合成し、人
    工紡糸するアプローチが取られているが、機能性は未だ実用レベルには到
    達していない。
     我々は、遺伝子工学による分子デザインにより250を超える新規人工ク
    モ糸遺伝子を創出し、その物性や生産性等の大規模スクリーニングを実施
    してきた。その結果、天然のクモ糸に匹敵する驚異的なタフネス(高張力
    鋼の260倍)を有する人工クモ糸繊維の創出に成功したため、本会にて報
    告する。

  (2) 15:00~16:00 〇

  講師:帝人株式会社 構造解析研究所
                       研究課長  広瀬 治子 氏

  演題:「モルフォ蝶を模倣した繊維・フィルムの開発」

  要旨:自然界に学ぶ物作りのひとつとして、我々は青く輝く羽を持つモルフォ
    蝶の翅の色について学び、それを模倣して物作りを行っている。色とはな
    にか、自然界の色について、モルフォ蝶の構造と構造発色の原理、薄膜干
    渉発色を利用して開発した構造発色繊維と超多層フィルムについて、また
    バイオミメティクスを用いての製品開発における電子顕微鏡の有用性につ
    いて紹介する。

  (3) 16:00~17:00 〇

  講師:北海道大学大学院 情報科学研究科
                        教授  長谷山 美紀 氏

  演題:「発想を支援するバイオミメティクス・データ検索と技術革新」

  要旨:バイオミメティクスは、異なる研究分野の連携によりイノベーションを
    創出する科学技術である。異なる分野の連携は、互いの知識を共有するこ
    とから始まる。バイオミメティクス・データ検索は、生物学や博物学に蓄
    積された大量のデータを工学者が利用可能となる環境を与えることで、知
    識共有の障壁を低減し、新しい発想を支援する。講演では、試作システム
    の検索結果を実際に示すことで、材料開発における技術革新について議論
    する。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 9月9日(月)
   (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人