ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「各種微生物を用いた効率的な遺伝子発現」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「各種微生物を用いた効率的な遺伝子発現」
日時 2013-08-22 14時00分~18時00分
場所 当協会会議室
概要 講演 「各種微生物を用いた効率的な遺伝子発現」

  (1) 14:00~15:00 〇

  講師:味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 プロセス開発研究所 
             プロセス工業化研究室 発酵グループ
                           課長  中村 純 氏

  演題:「L-グルタミン酸発酵の成立機作と効率的な生産に向けて」

  要旨:「うま味」としてグルタミン酸ナトリウムが1908年に発見されて以来、
    その原料として今日では年間200万トンを超えるグルタミン酸がコリネ型
    細菌により発酵生産されている。
     本講演では、長い間謎であったコリネ型細菌によるグルタミン酸発酵の
    成立機作にグルタミン酸の排出担体が重要な役割を果たしていること、お
    よび新たな生合成経路を創製することにより発酵中の炭酸ガスの放出を抑
    制し収率を向上する試みについて紹介したい。

  (2) 15:00~16:00 〇

  講師:ヒゲタ醤油株式会社 研究開発部 バイオグループ
                     グループリーダー  花方 寛 氏

  演題:「ブレビバチルス発現システムを用いたタンパク質の効率生産」

  要旨:ブレビバチルス発現システムは高効率なタンパク質の分泌生産を特長と
    しています。宿主菌であるブレビバチルス菌はタンパク質を大量に分泌生
    産し、プロテアーゼ活性を示さない菌としてスクリーニングされ、タンパ
    ク質発現系として開発されてきました。特に異種分泌タンパク質の生産に
    威力を発揮し、これまで沢山の実績を作ってきました。今回は本システム
    を用いることにより事業化された案件を個々のタンパク質のユニークな特
    性と合わせてご紹介いたします。また、最近開発された超簡便遺伝子クロ
    ーニング法(BIC法)の応用から超高生産を達成した事例についてもご紹
    介したいと思います。

  (3) 16:00~17:00 〇

  講師:大関株式会社 総合研究所 事業開発グループ
                          課長  幸田 明生 氏

  演題:「麹菌によるタンパク質大量生産システムの開発」

  要旨:麹菌(Aspergillus oryzae)は、わが国において千年を超える長い年月
    にわたって酒類や醸造食品の製造に使用されており、麹菌菌体とその生産
    物の安全性がきわめて高いこと、さらに菌体外に多量の酵素タンパク質を
    分泌生産する能力を有していることから、タンパク質生産の宿主としても
    利用されている。本講演では、我々が開発したタンパク質大量生産システ
    ムの概要を述べると共に、本技術によるタンパク質受託発現サービスにつ
    いても紹介したい。

懇親会 17:00~18:00

申込み締切 8月20日(火)
       (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人