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イベント名 | 特別課題講演会「研究奨励賞を通して震災復旧を考える」 |
日時 | 2013-05-24 15時00分~18時00分 |
場所 | 当協会会議室 |
概要 | 新化学技術推進協会(JACI)では新化学技術研究奨励賞を設けております。化学技術から 見た震災対応を考える機会として、2011年度の第1回新化学技術研究奨励賞の特別課題 (震災関連)を受賞された方々にお集まりいただき、研究のご進展の状況と、このテーマを 進められる中で震災関連で思われること、震災の状況などを講演会形式でお話しいただく ことにいたしました。 多数のご参加をお願いいたします。 講演(1) 15:00~15:40 講師:高貝 慶隆 氏 福島大学 共生システム理工学類 准教授 演題:「放射性ストロンチウムの迅速分析手法の確立と 東京電力福島第一原子力発電所事故に係わる広域土壌モニタリング」 要旨:福島第一原子力発電所事故では,東日本の広範囲が放射性物質で汚染される 深刻な問題となった。放射性ストロンチウムなどのβ線核種は、放射性セシ ウムなどのγ線核種と比較して、簡易測定が難しい。従来の分析法では、分 析時間が2週間以上かかるために十分な調査には至っていない。迅速で精度 の高い分析方法で、実験者の安全を担保できる分析手法が望まれている。 本研究では,高周波誘導結合プラズマ-質量分析装置(ICP-MS)を用いた新しい 分析法を開発し、土壌汚染分析を行っている。 講演(2) 15:40~16:20 講師:黒澤 俊介 氏 東北大学 金属材料研究所 助教 演題:「シンチレータを用いた放射線検出器の開発 」 要旨:われわれのグループでは放射線検出器搭載を目指した新規の結晶・セラミッ クスの開発を行っており、またそれらを用いた放射線検出器の開発を行って いる。材料の探索にはマイクロ引き下げ法およびプラズマ焼結法とよばれる 短期間で結晶およびセラミックスが育成できる独自の方法を採用しており、 研究奨励賞をいただいてからの1年間でいくつかの新しい物質の開発に成功 した。今回はその成果と、放射線検出器への搭載までについて紹介する。 講演(3) 16:20~17:00 講師:畑山 正美 氏 元 東北大学大学院 環境科学研究科 助教 演題:「津波堆積物由来重金属等への植物浄化法の適用」 要旨:本研究では、植物浄化法を用いた津波堆積物由来重金属等の浄化を行うことを 目的としている。広域に及んだ津波堆積物に由来する重金属類等、特に環境 基準値を超える可容性ヒ素の低減を目的として低コスト・低環境負荷である 植物浄化法の有効性・適用性を評価することを目指し、汚染状況・地域の気候 ・土壌条件と幾つかの植物候補種との適合性を踏まえ、浄化試験を行った。 懇親会 17:00~18:00 |
参加費・懇親会費について | 会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/) コラボレーションメンバー:無料 上記以外:10,000円 懇親会費:無料 |
募集人数 | 100 人 |