【京都開催】 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「極限環境微生物の利用展開」の詳細


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イベント名 【京都開催】 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「極限環境微生物の利用展開」
日時 2012-11-29 14時30分~18時00分
場所 京都テルサ東館3階D会議室
概要 講演「極限環境微生物の利用展開」(受付は14:00からとなります)

  (1) 14:30~15:30

  演題:「耐熱性酵素の高温環境以外での用途」

  講師:関西学院大学 理工学部 生命科学科
                教授  藤原 伸介 氏

  要旨:耐熱性酵素は高温で反応するため、基質の溶解度を高めたり雑菌の繁殖
    を抑えるなど、反応プロセスを効率化させる。耐熱性酵素が高温で機能
    するのは変性速度が遅いことに起因する。このため例えば界面活性剤や
    有機溶媒中でも、安定性は高く変性しにくい。実際、耐熱性酵素を変性
    溶媒中で機能させることは可能である。今回のセミナーでは酵素の変性
    溶媒中での利用例について紹介する。また、耐熱性酵素は低温で変性する
    場合もある。超好熱菌にはタンパク質を低温変性から守る分子シャペロニン
    がある。この低温誘導型分子シャペロニンの基質特異性、作用機序について
    も触れる。

  (2) 15:40~16:40

  演題:「好冷性細菌の低温適応を担う分子基盤:
                  細胞膜における高度不飽和脂肪酸の機能」

  講師:京都大学 化学研究所 分子微生物科学領域
                教授  栗原 達夫 氏

  要旨:地球上の生命圏の約8割は年間を通して5℃以下に保たれた低温環境である。
    好冷性細菌はこのような環境に適応して生命活動を営んでいる。好冷性細菌
    は熱安定性の低い物質の生産や変換、寒冷地における環境浄化など、新しい
    バイオプロセスの開発に有用と期待される。本講演では、それらの利用開発
    の基盤となる細菌の低温適応機構について、生体成分の中でも特に温度の
    影響を受けやすい細胞膜が低温で機能を発揮する機構の一端を紹介する。

懇親会 17:00~18:00

アクセス:京都市南区東九条下殿田町70番地、電話 075-692-3400
     JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩15分、近鉄東寺駅より東へ徒歩5分
     地下鉄九条駅④番出口より西へ徒歩5分
     http://www.kyoto-terrsa.or.jp/index.html
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
       コラボレーションメンバー(主催技術部会登録の方):無料
       コラボレーションメンバー(上記以外の方):5,000円
       上記以外:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 60 人