エネルギー・資源技術部会 バイオマス分科会講演会:「米国の環境・エネルギーとベンチャー企業動向(バイオマス等)について」・「国内外のバイオマスベンチャーのビジネス戦略に関する調査結果」・「化学産業の環境問題を解決する廃プラリファイナリーとバイオアップサイクル」の詳細


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イベント名 エネルギー・資源技術部会 バイオマス分科会講演会:「米国の環境・エネルギーとベンチャー企業動向(バイオマス等)について」・「国内外のバイオマスベンチャーのビジネス戦略に関する調査結果」・「化学産業の環境問題を解決する廃プラリファイナリーとバイオアップサイクル」
日時 2012-03-29 13時30分~18時00分
場所 (社)新化学技術推進協会(JACI) 会議室
概要 講演(1)1:30~2:30pm    *受付は1:00pm~です

講師:中島 丈雄 氏
   日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部北米課長

演題:「米国の環境・エネルギーとベンチャー企業動向(バイオマス等)について」

要旨:アメリカの環境・エネルギー産業はこの10年で大きく変貌し、今も
  変化し続けている。講演ではアメリカの環境・エネルギー産業について
  概観し、主要分野の動向、方向性、課題について紹介する。その中で
  ベンチャー企業の役割、ベンチャーキャピタル動向(バイオマスを含む)に
  ついて触れつつ、日本企業のビジネスチャンスについて考える。

講演(2)2:30~4:00pm 『H23年度委託調査 調査報告講演』

講師:松村 晴雄 氏
   株式会社 旭リサーチセンター 調査研究部門 常務取締役

演題:「国内外のバイオマスベンチャーのビジネス戦略に関する調査結果」
 
要旨:バイオマスから燃料、化学品、材料などを製造する技術の開発が
  進んでいる。既存の石油会社、石油化学会社などが技術開発あるいは
  技術への投資を積極的に推進している一方で、いわゆるバイオマス
  ベンチャーの活動も盛んである。意思決定が早く、優れた技術を持った
  バイオマスベンチャーによって商業化が加速される可能性がある。
  そこで、国内外のバイオマスベンチャーの動向と戦略を事例研究した。
  国内では、ジナリス、ネオモルガン研究所、マイクロ波化学、ユーグレナ、
  筑波バイオテック研究所などがそれぞれ独特のビジネスモデルで研究
  開発を進めていた。海外では、Genomatica、Amyris、LS9などが
  化学品、燃料などの開発を推進しており、技術提携を目指すもの、製品
  開発までを視野に入れているものなど、サプライチェーンのなかでの
  戦略にそれぞれの特徴が見られた。

講演(3)4:00~5:00pm

講師:西 達也 氏
   株式会社ジナリス 代表取締役社長
 
演題:「化学産業の環境問題を解決する廃プラリファイナリーとバイオアップサイクル」
 
要旨:一般に環境問題というと、省エネと炭酸ガス排出抑制が課題になるが、
  化学産業においては、廃プラのゴミ処理に加えて、石油資源の枯渇により
  持続可能性に限界があるという本質的な問題が存在する。この原料枯渇
  問題を解決するために、バイオマスの利用が注目を集めている。
  これまでに化学品生産に利用されてきたバイオマス資源はいずれも食料
  生産と競合することから、非食系バイオマスからの各成分の分離が
  求められている。しかしながら、非食系バイオマスリファイナリーの
  実現は容易ではない。㈱ジナリスでは、化学産業の環境問題を解決する
  ために、先進諸国で多量に排出されるプラゴミを各成分に分解・精製し
  (廃プラリファイナリー)、さらに成分の一部を原料として、バイオ
  プロセス技術により高付加価値化学品を製造する手法(バイオアップ
  サイクル)の開発を進めてきた。本講演では、廃プラリファイナリーと
  バイオアップサイクルが経済的かつ技術的に実現できる段階まで到達した
  ので、その取り組みについて紹介する。

懇親会 5:00~6:00pm 
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
     会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/)
     コラボレーションメンバー(登録技術部会の方):無料
     コラボレーションメンバー(登録技術部会以外の方):5,000円
     その他:10,000円

懇親会費:無料
募集人数 100 人