環境技術部会 講演会「気候変動対策の切り札!CO2固定化技術の最前線」の詳細


申し訳ありませんが、募集人数に達しましたので募集を締め切らせていただきます。


イベント名 環境技術部会 講演会「気候変動対策の切り札!CO2固定化技術の最前線」
日時 2020-07-02 13時40分~17時00分
場所 JACI会議室
概要 *受付は13:10~です*

(1)13:40~14:40 ○
  講師 :余語 克則 氏
       公益財団法人 地球環境産業技術研究機構
 化学研究グループ 副主席研究員
  演題 :「二酸化炭素回収・有効利用・貯留技術開発(CCUS)の動向」   
  要旨 :昨年6月にCO2を燃料や原料として利用するカーボンリサイクルについての
      技術ロードマップが策定され、地球温暖化対策としての二酸化炭素回収・有効
      利用・貯留技術開発(CCUS: Carbon Capture, Utilization & Storage)技術は早期の
      実用化が期待されている。
      本講演では、の最新の動向とRITEで開発中のCO2分離回収技術(化学吸収法、
      固体吸収法、膜分離法)の実用化に向けた取り組み、今後の展開について報告する。

(2)14:50~15:50 ○ 
  講師 :稲垣 冬彦 氏
       神戸学院大学 薬学部 教授
  演題 :「Direct Air Capture (DAC): CO2選択的アミン系吸収剤」
  要旨 :大気中のCO2を回収するDAC(Direct Air Capture)技術が注目を集めて
      います。DACではCCS(Carbon dioxide Capture & Storage)とは異なり、
      排ガスプラントの近辺に該設備を設ける必要がなく、理論上地球のどこででも
      設置可能な点で大きな特徴を有しています。従来のCO2吸収剤は大気中の
      水分も多く吸収してしまうことが大きな課題でしたが、我々は大気中のCO2
      のみを選択的に吸収し、水分を含まないアミン系化合物の導出に成功しました。
      また、用途に合わせた構造のデザインも実現可能です。

(3)16:00~17:00 ○ 
  講師 :桜井 誠人 氏
       国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究領域主幹
  演題 :「宇宙船内の空気再生技術と地球における物質循環」
  要旨 :宇宙船内の二酸化炭素濃度は4000ppmほどでありゼオライトを用いた吸着剤で
      分離濃縮され船外に排気されていました。酸素は水電解により生成され、副生成
      物の水素と二酸化炭素を用いてサバチエ反応(CO2+4H2→CH4+2H2O)により
      水を生成し酸素を再生する技術も進んでいます。
      JAXAは日本得意の環境技術などで次期国際有人宇宙活動に貢献するために環境
      制御生命維持システムなどの研究開発を行っています。

   ※ 懇親会は開催しません。

参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
   申込み締切 7月1日(水)
 (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)

※ 当協会と受信契約を結ばれている会員企業ではサテライト配信でも聴講いただけます。

※ 聴講者の皆様へのお願い
  ・感冒症状がある方、特に発熱のある方は参加をご遠慮下さい。
  ・参加される方はご自身でマスクをご準備のうえ、着用して下さい。
  ・手洗い、うがいなどの予防措置を積極的にお願い致します。
  ・やむを得ず個別イベントの開催を中止あるいは変更する場合は、
    参加お申し込み者に個別にご連絡致します。


参加費・懇親会費について 参加費
 会 員 : 無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html )
 非会員 : 11,000円(当日受付でお支払い下さい)
募集人数 20 人