ライフサイエンス技術部会 反応分科会 技術セミナー「AIの基礎と応用:タンパク質の機能改変を題材に」(開催中止)の詳細


申し訳ありませんが、受付は終了しました。


イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会 技術セミナー「AIの基礎と応用:タンパク質の機能改変を題材に」(開催中止)
日時 2020-04-27 10時00分~17時00分
場所 JACI会議室
概要 【本技術セミナーは中止となりました。日程を改めまして再度ご案内の予定です。(2020.4.2)】
(1)10:00~12:00 〇      
 講師:齋藤 裕 先生
    国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター オーミクス情報研究チーム 主任研究員
 演題:「タンパク質工学における機械学習の利用」
 要旨:タンパク質は機能性分子として物質生産、医薬品、材料など様々な分野で利用されている。最近、我々は機械学習による機能予測と実験による教師データ取得を組み合わせることで、タンパク質の機能改良を大幅に効率化できることを実証した(Saito et al. ACS Synth Biol, 2018)。本講演では、タンパク質工学における機械学習について現状を俯瞰するとともに、これから自分のデータを使って機械学習を始めてみたい方々に向けて、基礎となる考え方について説明する。 

(2)13:00~15:00 〇   
 講師:亀田 倫史 先生
    国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター オーミクス情報研究チーム 主任研究員

 演題:「蛋白質変異体の表現方法」
 要旨:これまでに我々が行ってきた機械学習による高機能変異体の開発手法は、様々な蛋白質に適用されその有効性が確認されてきた。先ほど、齋藤から機械学習を用いた開発法に関する講義があったが、本講演では、蛋白質変異体を計算機上にどのように表現するか、表現法について議論を行う。また、分子動力学(MD)シミュレーションを用いて、変異体の動的性質を表現し、機械学習に組み込んだ際の効果についても議論する。 

(3)15:00~17:00 〇   
 講師:梅津 光央 先生
    東北大学 大学院工学研究科 バイオ工学専攻 教授
 演題:「機械学習支援による進化分子工学:機械学習が求める実験データの質と量」
 要旨:タンパク質の設計とは「20種類のアミノ酸をどう並べるか?」であり、言い換えれば、「アミノ酸配列が生み出す場合の数(配列空間)から目的配列を発掘できるか?」である。現在まで、配列からの構造・機能予測には様々な試みがなされてきたが、私たちは人工知能の一つである機械学習が進化分子工学の道先案内人になり得るかを研究してきた。私の講演では、人工知能が学習に使う・使えるデータをどのように提供するかで悪戦苦闘してきた研究を紹介したい。

本セミナーは、当該分野の若手研究者や初心者はもちろんのこと、経験者にも改めて最新情報を収集していただく機会になれば幸いです。
 
※ 受け付けは9:30からとなります。
※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。

 懇親会:諸般の状況を鑑み中止とさせていただきます
    
 参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
       申込締切り 4月24日(金)
      (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料
    非会員:11,000円
  (当日受付でお支払い下さい。)

懇親会費:開催ございません
募集人数 30 人