環境技術部会講演会:「遷移金属触媒を用いる二酸化炭素固定化反応」・「CO2地中貯留技術」・「排出権と再生可能エネルギー」の詳細


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イベント名 環境技術部会講演会:「遷移金属触媒を用いる二酸化炭素固定化反応」・「CO2地中貯留技術」・「排出権と再生可能エネルギー」
日時 2011-11-10 14時30分~18時30分
場所 (社)新化学技術推進協会(JACI) 会議室
概要 講演(1)2:30-3:30pm ※受付は2:00pm~です。

講師:岩澤 伸治 氏
   東京工業大学 大学院 理工学研究科 教授 

演題:「遷移金属触媒を用いる二酸化炭素固定化反応」

要旨:有機化合物の最終酸化形態である二酸化炭素を、有機化合物中に
   取り込み利用可能な形に変換する反応の開発は、現在の有機合成
   化学に課された重要な研究課題の一つである。中でも遷移金属錯
   体を用いる触媒的な二酸化炭素固定化反応が、再資源化の観点か
   ら大きな注目を集めるようになってきている。本講演では、これ
   ら研究の背景を紹介した後、演者が行っている遷移金属錯体を用
   いた触媒的な求核的カルボキシル化反応について最近の研究成果
   を紹介する。


講演(2)3:30~4:30pm

講師:村井 重夫 氏 地球環境産業技術研究機構 主席研究員 

演題:「CO2地中貯留技術」

要旨:地球温暖化対策としてCCS(CO2回収・貯留)技術の実用化が望まれて
   いる中、CO2分離回収のコスト低減とともに、CO2地中貯留の技術開発
   がCCS大規模実証にとって重要な課題になっている。RITEでは1万ト
   ン規模の地中貯留実証試験を実施し、現在、実用化に向けてCO2地中
   貯留の安全性評価技術の開発を行っている。本講演ではCCSの国内外
   動向と実用化に向けた課題、及び、RITEの取組みについて紹介する。


講演(3)4:30~5:30pm

講師:西條 辰義 氏 大阪大学社会経済研究所 教授

演題:「排出権と再生可能エネルギー」

要旨:1960年代、北アリゾナ州のインディアン居住区で発見された石炭を
   用いて発電が開始された。石炭採掘と発電所は、長期にわたり、
   居住区の大気と帯水層を汚染する。電気は都会に供給される一方、
   送電線の下で、インディアンには電気も水も十分に供給されない。
   二酸化硫黄の排出基準を満たさない発電所が2005年に封鎖されたため、
   彼らは排出権の一部を手にする。彼らはそれを元手にソーラーパネル
   や風力発電に移行したのである。この事例をもとに我々は何をめざす
   べきかをご一緒に考えたい。


懇親会 5:30~6:30pm

※なお、1社から多数のお申し込みがあった場合には、
 参加人数の調整をお願いすることもありますので、ご承知おきください。
参加費・懇親会費について 参加費: 当日受付でお支払いください。
  会員:無料 (会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/index.html)
  コラボレーションメンバー(主催技術部会に登録の方):無料
  コラボレーションメンバー(上記以外の方):5,000円(登録技術部会以外の方)
  上記以外の方:10,000円
懇親会費:無料
募集人数 100 人