電子情報技術部会 エレクトロニクス交流会 講演会「自己修復材料開発最前線」の詳細


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イベント名 電子情報技術部会 エレクトロニクス交流会 講演会「自己修復材料開発最前線」
日時 2019-12-17 14時00分~18時00分
場所 JACI会議室
概要 (受付は13:30からです。)

講演(1)14:00~15:20 ○

講師:穂積 篤 氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造材料研究部門
材料表界面グループ 研究グループ長

演題:「汎用元素を利用した高機能皮膜の開発~Anti-X, Self-Yの表面機能を求めて~」

要旨:
本講演では,演者らが取り組んでいる接触角ヒステリシスに着目した動的ぬれ性制御技術について概説した後,1)有機フッ素化合物を用いることなく,汎用元素だけで合成できる液体の滑落性に優れた表面,2)氷雪や海洋生物等の固体が付着しにくい表面,3)物理的/化学的ダメージに対してぬれ性や傷が自己修復する表面,について最新の研究事例を紹介する。

講演(2)15:30~16:50 ○

講師:相田 卓三 氏
理化学研究所創発物性科学研究センター / 東京大学大学院工学系研究科
副センター長 / 教授

演題:「超分子重合の開発と展開:その基本概念から自己修復ポリマーガラスまで」

要旨:
1920年、高分子物質が次元性のないコロイド的集合体ではなく、化学結合で繋がった一次元の巨大分子であることがStaudingerらにより実証され、「高分子科学」が誕生した。高分子物質は人類の生活様式を一変させたが、100周年を前に、プラスチックによる環境破壊が深刻さを増している。そんな中、組み替え可能な可逆的結合からなる超分子ポリマーが注目されている。原料までの完全なリサイクルが可能なばかりか、優れた環境調和性・生体親和性、自己修復性、外場応答性などを付与することができる。演者は、1988年、分子間相互作用と利用した初の超分子重合を発表した。本講演では、その基本概念から、それを大幅に拡張することで開拓した「自己修復ポリマーガラス」などの新材料までを総括する。

※当協会と受信契約を結ばれている会員企業ではサテライト配信でも聴講いただけます。

懇親会 17:00~18:00
参加費・懇親会費について 参加費: 会 員:無料
 (会員リスト:http://www.jaci.or.jp/about/page_06.html )
     非会員:11,000円 (当日受付でお支払い下さい。)
懇親会費:無料
募集人数 80 人