ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「光合成生物利用への機能改変 -オープン/クローズ-」の詳細


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イベント名 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会 「光合成生物利用への機能改変 -オープン/クローズ-」
日時 2019-11-29 14時00分~18時00分
場所 JACI会議室
概要 (1)14:00~15:20 〇      
 講師:廣田 隆一 先生
    広島大学 大学院統合生命科学研究科 細胞工学研究室 准教授
 演題:「組換え微生物第一種使用のための新しい生物学的封じ込め技術 〜微細藻類の例を中心に〜」
 要旨:遺伝子工学技術の発展によって有用な組換え微細藻類を作り出すことが可能になっているが、生物多様性に対する懸念から屋外開放条件での利用(カルタヘナ第一種使用)は困難である。私達は、生物の必須元素である「リン」の代謝経路を改変し、亜リン酸という化合物に生育を依存させる生物学的封じ込め技術を開発した。この方法は、高い効果と汎用性、経済性を兼ね備えており、実用的な組換え体の拡散防止技術として期待される。 

(2)15:30~16:50 〇   
 講師:木下 俊則 先生
    名古屋大学大学院 理学研究科 生命理学専攻 植物生理学グループ
    トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 教授
 演題:「気孔開閉の分子機構の解明と人為的な気孔開度制御技術の開発」
 要旨:植物の表皮に存在する気孔は、周囲の環境変化に敏感に応答し、植物と大気間のガス交換を調節している。これまで私たちは、気孔開閉の分子機構の解明を進めるとともに、気孔開度を人為的に調節する様々な技術開発に取り組み、光による気孔開口を促進することで植物の光合成と生産量が増加することや、気孔閉鎖を促進することで植物の乾燥耐性の向上や葉の萎れが抑制されることなどを実証した。本講演では、これらの研究成果と今後の展望について紹介したい。

 
※ 受け付けは13:30からとなります。
※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。

 懇親会:17:00~18:00
    
 参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。
       申込締切り 11月28日(木)
      (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
参加費・懇親会費について 参加費: 会員:無料
    非会員:11,000円
  (当日受付でお支払い下さい。)

懇親会費:無料
募集人数 80 人