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イベント名 | ライフサイエンス技術部会 反応分科会 講演会「細胞・組織のインビトロ技術の最前線:生殖工学、臓器チップ、脱細胞化スキャホールド」 |
日時 | 2019-08-19 13時40分~18時00分 |
場所 | JACI会議室 |
概要 | (1)13:40~14:40 〇 講師:尾畑 やよい 先生 東京農業大学 生命科学部 バイオサイエンス学科 教授 演題:「未分化なマウス生殖細胞から成熟卵を産生する培養技術の開発」 要旨:ほ乳類では、卵巣内に多数の生殖細胞が潜在するにもかかわらず、雌が生涯を通じて産生する成熟卵の数は非常に限られている。また、哺乳類の卵形成機構には不明な点が多く残されている。そのため、未分化な生殖細胞から成熟卵を産生する体外培養系の構築は、成熟卵の増産のみならず、卵形成機構解明のツールとなることも期待される。私たちは、卵巣培養および卵胞培養を応用することで、マウス始原生殖細胞から成熟卵を産生することに成功した。本公演では、これらの培養系について概説する。 (2)14:50~15:50 〇 講師:田川 陽一 先生 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系 准教授 演題:「臓器チップによる合成生物学」 要旨:生命とは何か?実際に生命体を創ったらわかるかもしれない。我々の身体はさまざまな種類の細胞、細胞外マトリクス等で構成されているが、さらには身体の細胞数よりも多い細菌も共生している。細胞-細胞、細胞-細胞外マトリクス、臓器-臓器、組織-共生細菌と言ったコミュニケーションの再構築系をマイクロ流体デバイス(チップ)上で培養し、哺乳類生命システムを創ることを目指している。このシステムは動物実験の代替法として考えられるが、さらには、生命とは何か?の答えを得るための有用な手段としても期待される。 (3)16:00~17:00 〇 講師:山岡 哲二 先生 国立研究開発法人国立循環器病研究センター研究所 生体医工学部 部長 演題:「組織工学のためのバイオロジカルスキャホールド」 要旨:組織工学・再生医療は、身体や細胞が備える治癒能力を利用して、臓器や組織の機能を回復させることを目的とし、古くから皮膚や骨などを対象に精力的に研究されてきた。近年、幹細胞工学が大きく進歩したが、3次元組織へと再構築するには、まだ多くのハードルがある。そこで、ヒトや動物の組織から細胞成分を除去した脱細胞化組織がバイオロジカルスキャホールドとして注目されている。本講演では、我々が世界に先駆けて成功した、異種脱細胞化小口径血管の開発と今後の実用化への展開について紹介する。 ※ 受け付けは13:10からとなります。 ※ 当日のすべての講演は、協会と受信契約を結ばれている会員企業におけるサテライト配信でもご聴講いただけます。 懇親会:17:00~18:00 参加申込み:当協会のホームページよりお申し込み下さい。 申込締切り 8月16日(金) (定員になり次第、募集を締め切らせていただきます) |
参加費・懇親会費について | 参加費: 会員:無料 非会員:10,000円 (当日受付でお支払い下さい。) 懇親会費:無料 |
募集人数 | 80 人 |