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グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク

過去のイベント

盛況のうちに終了いたしました。
ご参加、ご協力いただきました皆様に御礼申し上げます。


第9回 JACI/GSCシンポジウム
新化学 -未来社会への価値創造-
開催趣意書
 公益社団法人新化学技術推進協会は、持続可能な発展のための化学技術イノベーションの推進を目的として、JACI/GSCシンポジウムを毎年開催しています。

 2015年7月、GSC東京国際会議において「東京宣言2015」により、グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)の担う役割を、長期的・全地球規模の課題解決を図ること、健康で豊かな社会を持続的に発展させること、化学に関わる科学と技術を基盤とするイノベーションがこれらの牽引役となることとし、世界に開いた協調と連携により推進していくことを謳いました。その後、国連において「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals(SDGs)」が採択されました。近年、SDGsは各国や産業界、社会的に広がりを見せており、その達成につながるイノベーションが求められる段階です。

 私たちはよりよい未来社会を構築するために、国・地域、組織、世代等の壁を越え、化学が様々な態様でこれらを「つなぐ」ことにより興していくオープンイノベーションの重要性や、パラダイムチェンジの中で多様な社会の実現に向け「自ら考え行動する」ことをこれまでのシンポジウムで提案してきました。

 現在世界は大量消費社会から完全循環社会への転換期にあるとともに、国・組織・個人ベースでのデジタルトランスフォーメーションへの挑戦の時期にあります。自ら考え行動し価値をつなげ、新たな価値を創造し、化学技術や化学産業のビジネスモデルを喫緊に変革していく必要があると考えます。

 第9回シンポジウムでは、新たな時代を先取りする化学が未来社会で活躍するための進むべき方向性について論じ、シンポジウムに参加する一人ひとりが想いと課題を共有し、新たな価値を創造するきっかけといたします。

 平成から令和の時代に代わり、私たちはGSCを共通基盤として、環境と成長が好循環するスマートな未来社会の実現を目指します。
 

日時

   2020年6月10日(水)~9月10日(木)
 

場所

   特設WEBサイト(http://jaci-gsc.com/9th_web/
 

プログラム(敬称略)

開会挨拶
小堀 秀毅 (公社)新化学技術推進協会 会長

 こちらをご覧ください

基調講演
イノベーション創出のためのリベラルアーツ
川合 眞紀 自然科学研究機構分子化学研究所 所長/(公社)日本化学会 前会長


SDGsに代表されるように,化学の社会貢献が求められております。 既存の知識を総動員して貢献する役割を担いつつ,我が国には,研究開発の新しい流れを創り未来に向けての挑戦を不断の決意で臨む時代が来ています。次代に繋ぐ科学研究のあり方を考えましょう。

基調講演
未来社会に向けて化学が持つべき新たな視座
出口 治明 立命館アジア太平洋大学 学長


循環社会やデジタルトランスフォーメーションの潮流の中で、未来社会で活躍するための進むべき方向性、イノベーション創出やそのためのリベラルアーツの重要性について、演者の想いを伝える。

招待講演
次世代自動車の動向とデンソーの取り組み
若林 宏之 株式会社デンソー 取締役副社長


CO2排出増加、交通事故など喫緊の課題への対応が求められる一方、移動をサービスに変える異業種プレイヤー参入など、百年に一度と言われる大変革期において、自動車システムTie1としての深化とモビリティサービスTier1への進化の取り組みを紹介する。

招待講演
IoT技術によるオープンイノベーションと産官学連携の新しい取り組み
三寺 歩 ミツフジ株式会社 代表取締役社長


様々なしがらみや課題を抱えながらも、研究機関、企業などは、新しい研究課題、技術課題に対して、様々な連携を通して、解決をすることが求められています。IoT産業への事業転換に成功した経験を踏まえ、コアテクノロジー活用や新事業共創を指向する「次世代日本型オープンイノベーション」のあり方を紹介する。

招待講演
バイオマスを利用した環境にやさしい化学プロセスの創出
原 亨和 東京工業大学 教授


グルコースなどのアルドヘキソースは、5-(ヒドロキシメチル)フルフラールを介して、有用なポリアミドおよびポリエステルのモノマーとして2,5-ビス(アミノメチル)フランおよび2,5-フランジカルボン酸に変換できるが、バイオマス転換ルートはまだ確立されていない。 本講演では、持続可能な社会に貢献できる、糖類からの有用な化学物質生産について効率的な新しい不均一触媒システムを紹介する。

招待講演
キラル分子科学の再認識
友岡 克彦 九州大学 教授


分子キラリティーは分子特性にかかわる重要因子の一つであり,これまでに膨大な研究がなされてきた。 その主たる対象はキラル炭素分子であるが,キラル分子はそれに限られるものではない。本講演では「キラルケイ素分子」と「面不斉ヘテロ中員環分子」の科学をご紹介する。また光学活性なキラル分子を「光学分割や不斉合成に頼らずに得る方法」についても論じる。

招待講演
分離工学の革新がもたらす未来型化学プロセスの展望
松方 正彦 早稲田大学 教授


CO2排出削減に対する強い要請から化学プロセスの大規模な省エネルギー化が要求されている。膜分離技術を含む分離工学の革新は分離工程の大規模な省エネルギー化に加え、生産技術全体の抜本的革新をもたらす可能性がある。炭素循環技術開発への分離工学の役割にも触れる。

特別講演
素材産業のさらなる競争力強化に向けて
上田 洋二 経済産業省 大臣官房審議官(製造産業局担当)


我が国が強みを有する素材産業は、社会に様々な素材を提供し、経済の発展とともに、エネルギーや環境等の社会的課題の解決に貢献する基幹産業である。本講演では、素材開発のデジタル化やサーキュラーエコノミーを通じた、日本の素材産業の可能性と将来展望について紹介する。

パネルディスカッション
ケミカルトランスフォーメーション
モデレーター 牛島 洋史 
(国研)産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 副研究センター長
パネリスト   竹井 理文 アクセンチュア株式会社 素材・エネルギー本部 統括本部長
         堂免 恵 株式会社湧志創造 代表取締役
         中野 剛志 経済産業省 製造産業局 参事官


デジタルトランスフォーメーションやサーキュラーエコノミーといったキーワードの中、新たな時代を先取りする化学が未来社会でさらなる価値を創造し活躍するための方向性について論じる。

GSC賞受賞講演・表彰式
経済産業大臣賞・文部科学大臣賞・環境大臣賞・ベンチャー企業賞


GSC賞表彰式
受賞者一覧はこちら(第19回GSC賞


 

ポスター発表一覧

    こちらをご覧ください

 

企業・団体展示一覧

    こちらをご覧ください

 

参加費(税込)

  会員 一般 大学・官公庁 学生
シンポジウム参加費 10,000円 15,000円 10,000円 2,000円
 

会員・後援団体

    こちらをご覧ください


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